エラがはる理由

エラがはる理由

顔の輪郭を型どる要素の1つとして「エラ」がありますが、エラが張ることで顔が大きく見えるなどの悩みを抱えている人も多いです。
フェイスラインや顔の大きさは、骨格の遺伝によるものも大きいですが、実は、「骨」ではなく「筋肉」に原因があることも多いのです。

エラ周辺の筋肉を咬筋(こうきん)といいますが、その筋肉が発達しすぎてしまうと、エラ張りと同じ状態になります。
今回は、エラ張りの骨格以外の原因である咬筋について、また、日常で意識できる方法をご紹介します。


エラが張る原因はお口周りのクセ

咬筋の発達に注意
咬筋は、頬骨やエラの周辺にある筋肉で、会話をする時、食事をとる時、あくびをする時など、日常生活でよく使われているものです。
咬筋が発達すると、エラが張ってくるわけですが、日常の動作の中で発達しすぎることはありません。
ではどうして、発達するのかというと、それは、日常生活の中で無意識にやってしまう”とあるクセ”が原因です。

エラが張るお口のクセとは?
そのクセとは、食いしばりや歯軋りです。
日中でも食いしばりや歯軋りをしてしまう人が増えています。
緊張している時やイライラしている時、集中しすぎている時に出やすいクセですので、是非気をつけてみてください。

これらの場合は”日中”にしているので、ある程度、自分でも改善が可能です。
しかし、問題なのは、無意識でしてしまっている食いしばりや、歯軋り。つまり、就寝中のクセです。
実は、成人の方の約10%が寝ている時に歯軋りや食いしばりをしているともいわれています。
この歯軋りや食いしばりの力は約60~80キロあり、歯や顎、周囲の骨や筋肉に負荷をかけています。
睡眠時間とかかる負荷を考えると、咬筋が発達してしまうのも納得ですよね。

自分でエラの張りを解消するにはとにかく咬筋にかける負荷を少なくすることです。

  • 固いものを意識的に食べすぎないようにする(おせんべい・イカ・ガムなど)
  • 咬筋や側頭筋のマッサージで筋肉をほぐす
  • 就寝時に枕を使用せず丸めたバスタオルを首の下に置いてあごを上げて寝る
  • 就寝時の歯ぎしり防止のため、マウスピースを装着して寝る
  • 筋力トレーニングなど力を入れてくいしばるようなことを控える

日中に自分の奥歯がくっついている時になるべく早く気づいて食いしばっている時間を少しでも短くしましょう。 舌を上顎にくっつけて、奥歯と奥歯が離れた状態を無意識で維持できるのが習慣化するのが理想的です。

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