団子鼻を解消するための方法とは?整形からエステまで徹底解説
団子鼻は東洋人の顔立ちに多く、愛らしい印象がある一方で少しやぼったい印象に見えてしまうこともあります。とくに顔の中心にある鼻は、顔の印象を左右するパーツといっても過言ではありません。
そのため「団子鼻を解消してバランスの良い顔立ちになりたい」と思っている方も多いでしょう。また、以前より団子鼻が目立ってきたと感じている方は、もしかすると普段の生活習慣で悪化させてしまっているかもしれません。
この記事では、団子鼻の原因や悪化する生活習慣、団子鼻を解消する方法についてお伝えします。整形からエステの施術まで詳しく解説していますので、団子鼻にコンプレックスを感じている方はぜひ参考にしてください。
団子鼻とは?
団子鼻とは、横から見ると鼻が低く、鼻先が丸くなっている鼻のことです。見た目が団子のように見えるため、団子鼻と呼ばれています。のっぺりとした平面的な顔に見えるのが特徴です。
欧米人と比べて東洋人のほうが皮膚が硬く、鼻先に脂肪が付きやすい傾向にあります。そのため、日本人には団子鼻の方が多く、コンプレックスを抱えている方も多いのです。
団子鼻の原因
団子鼻の主な原因は「鼻翼軟骨の形」「皮下脂肪の量」「皮膚の厚み」にあります。多くの場合どれか1つではなく、3つの原因が合わさっていることが多いです。
鼻翼軟骨とは、鼻先から小鼻を作っている蝶のような形をした軟骨のことです。鼻翼軟骨の形は遺伝が大きく影響しています。鼻翼軟骨が横に広がったり、軟骨の中央部が左右で離れたりしていると団子鼻と呼ばれる形になります。
また、鼻翼軟骨の上にある皮下脂肪が多く、皮膚に厚みがあることも団子鼻になる原因です。横に広がった軟骨は平たい状態で、皮下脂肪や皮膚が厚くなりやすい特徴があります。皮下脂肪が多く付いたり、皮膚が厚くなったりすると丸みを帯びた鼻になります。
団子鼻のタイプ
団子鼻には大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの原因と特徴について見ていきましょう。
鼻先が丸い
鼻全体が丸みを帯びたタイプの団子鼻です。原因には「鼻先の脂肪」「皮膚の厚み」「むくみ」が考えられます。鼻翼軟骨の上の皮膚や脂肪が厚くなっているため、鼻先が丸く鼻筋が立っていないことが特徴に挙げられます。
鼻先が幅広い
皮膚や脂肪が厚くなっている上に、横に広がっているタイプの団子鼻です。原因には「鼻骨の太さ」「鼻翼軟骨の形」が考えられます。左右の鼻翼軟骨が横に広がっており、鼻先が幅広く、鼻が大きく見えるのが特徴です。
小鼻に厚みがある
小鼻に厚みのあるタイプの団子鼻です。原因には「小鼻の形」「小鼻の大きさ」が考えられます。鼻の先だけでなく小鼻がぽってりしているのが特徴です。鼻先と段差ができている場合は、にんにく鼻と呼ばれることもあります。
団子鼻が悪化する生活習慣
これまでご説明したとおり、団子鼻は遺伝による要因が多いのですが、生活習慣によってさらに悪化する可能性もあります。ここからは、団子鼻が悪化する生活習慣について解説します。普段何気なくしているクセや習慣があるかもしれません。自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
鼻・鼻の穴を触るクセ
鼻を触るクセがあると、鼻の皮膚に刺激が加わって皮膚が厚くなってしまう可能性があります。また、花粉症などで鼻の穴を触る機会が多い方は注意が必要です。鼻水が出てくるからと鼻の穴にティッシュを入れたりしていると、鼻の穴が広がって小鼻が大きくなってしまいます。
水分や塩分の摂り過ぎ
水分や塩分の摂り過ぎは鼻がむくむ原因です。また、アルコールの飲み過ぎも鼻のむくみが生じやすくなります。 朝起きたときに顔が腫れている場合は、鼻もむくんでいる可能性が高いです。
マスクのワイヤー部分による血流悪化
マスクをした際にワイヤー部分の針金が鼻に当たっていると、血流が悪化して鼻がむくみやすくなります。さらに、マスク着用時は口呼吸になってしまっていることも多いでしょう。鼻呼吸をしていないことで鼻周りの表情筋が衰えて、団子鼻が悪化することも考えられます。
スマホの見過ぎ
スマホを見るために下を向いている時間が長くなることで、鼻が下向きに下がって鼻先がぽってりしてしまう可能性があります。また、姿勢が悪くなるため血液やリンパの流れが悪くなり、鼻に老廃物が溜まってむくみやすくなってしまいます。
うつぶせ寝による圧迫
うつぶせ寝による圧迫は、団子鼻が悪化する原因です。鼻の軟骨は柔らかいため、毎日うつぶせで鼻を圧迫していると、軟骨が押しつぶされて広がってしまう可能性があります。うつぶせ寝がクセになっている方は、「枕を変える」「抱き枕を使用する」などしてうつぶせ寝を解消することが必要です。
団子鼻を改善する方法
ここからは、セルフケアで団子鼻を改善する方法をいくつか紹介します。
引き締める
むくみが原因で団子鼻になっている場合は、皮膚を引き締めると良いでしょう。保冷剤やアイスノンなどを使用するのがおすすめです。また血流の流れが悪い場合は、温かいタオルと冷たいタオルを交互にあてると、血液の流れが良くなります。
マッサージをおこなう
マッサージには、団子鼻のむくみをすっきりさせる効果と鼻筋を整える2つの効果が期待できます。ただし、強い力は逆効果になるため注意してください。指のすべりが良くなるようローションやクリームを使用して、やさしくマッサージしましょう。
むくみを解消するマッサージ法
鼻の筋肉を刺激することで、血行を促進してむくみを解消します。以下はむくみを解消するマッサージの手順です。
- 1.小鼻の横のくぼみに軽く圧をかけて3~5秒押す
- 2.小鼻を上下にマッサージする
- 3.両手の中指と薬指の第二関節を使って挟み、小鼻、鼻筋、眉頭まで指をすべらせるようにマッサージする
鼻筋を整えるマッサージ法
鼻筋は軟骨でできているため、継続してマッサージをおこなうことで鼻筋を整える効果が期待できます。以下は鼻筋を整えるマッサージの手順です。
- 1.鼻の横全体を左右交互にマッサージする
- 2.両手の人差し指の腹を使って、鼻の付け根部分を左右から挟む
- 3.そのまま形を整える
- 4.同じ要領で鼻の中央あたりを挟んで押す
- 5.両手の人差し指と中指、薬指の腹を使って左右から挟んで押し出す
- 6.そのまま上に引き上げる ※水分や老廃物を流すイメージ
団子鼻解消グッズを使う
団子鼻解消グッズ「ノーズクリップ」を使うのもおすすめです。ノーズクリップは鼻を挟むように装着するグッズで、鼻筋を高くする効果が期待できます。鼻に当たる部分は肌にやさしいシリコン素材になっていますが、挟む力が強かったり長時間挟んでいたりすると肌に負担がかかってしまうため注意が必要です。適度な使用時間を心がけ、長期間継続すると良いでしょう。
メイクを工夫する
メイクを工夫するのも一つの方法です。根本的な改善には繋がらないものの、今すぐ鼻をきれいに見せたい場合に役立つでしょう。団子鼻をすっきり見せるメイクテクニックを2つ紹介しますので、ぜひ試してみてください。
ノーズシャドウとハイライトを活用
ノーズシャドウは肌よりワントーン暗め、ハイライトはツヤ感のあるものを選びましょう。まず、眉頭から目頭のくぼみにかけてノーズシャドウをなじませます。
次に鼻筋の脇をなぞるように小鼻の上までノーズシャドウをのせます。このとき、小鼻の先まで入れないように注意してください。最後に鼻筋の一番低いところにハイライトをなじませたら完成です。
小鼻に切れ込みラインを描く
鼻先から小鼻の左右のくぼみに沿って、ノーズシャドウで切れ込みラインを描きます。小鼻に使用するノーズシャドウも、肌よりワントーン暗めのカラーでOKです。
小さめのブラシでぼかすように入れるのがポイントです。小鼻に陰影がついて、鼻が引き締まった印象になります。
美容クリニックで団子鼻を解消する整形術
ここでは、美容クリニックで団子鼻を解消する整形術「鼻尖縮小術(びせんしゅくしょうじゅつ)」と「鼻尖形成術(びせんけいせいじゅつ)」について解説します。整形はメリットが大きいものの、リスクや副作用を伴うため、しっかり理解した上で施術を受けましょう。
鼻尖縮小術
鼻尖縮小術とは、鼻翼軟骨を縫い合わせて、横に広がった鼻を高くシャープにする整形術のことです。鼻の中を数ミリ切開して縫い合わせるため、傷跡が見えず自然な仕上がりになります。鼻の形によっては切開せずに糸のみで施術する方法もあるようですが、自然に取れてしまいやすいデメリットもあります。
麻酔を伴う施術になるため術中は痛みを感じませんが、術後は腫れや痛み、内出血などのリスクや副作用があります。腫れが出た場合のダウンタイム期間は3日~1週間、内出血が出た場合は治まるまで1~2週間ほどかかるようです。
鼻尖形成術
鼻尖形成術とは、鼻の軟骨を削ったり固定したりして、鼻先を高くシャープにする整形術のことです。団子鼻はもちろん、鼻の穴が目立つ方に適している術式になります。鼻尖縮小術よりも鼻先の高さをより出したい方に向いている施術です。
鼻尖形成術には、自身の耳の軟骨を使って鼻先を形成する「耳介軟骨移植術」と、ノーズチップ(体内に吸収される素材)を挿入する「3DPCLドーム挿入術」があります。耳介軟骨移植術は、術後に軟骨を採取した耳の裏側の縫合部分の抜糸が必要になりますが、自身の軟骨なのでアレルギー反応の心配がないのがメリットです。
どちらも術後にギプス固定をするため、鼻周辺の腫れや赤みなどのリスクや副作用が生じます。ダウンタイム期間は1週間ほどで、時間の経過とともに自然に治まっていくようです。
エステサロンで団子鼻を解消する施術法
整形には抵抗があるという方には、エステサロンでの施術がおすすめです。エステサロンで受けられる、団子鼻を解消する施術について解説します。
小顔矯正
小顔矯正とは、顔や頭の筋肉をマッサージしてリンパの流れをスムーズにし、顔のむくみをとることで小顔にする施術です。団子鼻の原因の一つであるむくみを解消する効果が期待できます。
また、矯正によって鼻筋を整えることが可能です。鼻の形をシャープに見せて、バランスの良い顔立ちを目指すことができるでしょう。
コルギ
コルギとは、骨と筋肉に同時にアプローチする韓国発祥の施術です。骨に適度な圧をかけて刺激することで、骨と骨の間の老廃物を流し、リンパや血流の流れを促進します。
顔のコリをほぐしながらゆがみを調整する効果が期待できます。小鼻のコリをほぐしすことで、横に広がった鼻をすっきりした形に整えられるでしょう。
コルギは痛い施術だと思っている方もいるかもしれませんが、痛くないと効果が出ないものではありません。最近では痛みの少ない施術をおこなっているサロンも多くあります。
ハンドマッサージ
エステサロンでは、熟練のエステティシャンによるハンドマッサージが受けられます。ハンドマッサージは、顔のコリやむくみを解消するのに効果的な方法の一つです。
鼻のむくみを解消したり、鼻筋を整えたりできるでしょう。また、リラックス効果を得られるのもハンドマッサージのメリットです。
切らずに団子鼻を解消したいなら美cuol(ビキュール)
画像引用:美cuol
美cuol(ビキュール)は、美容のプロからも支持される女性専用の小顔矯正サロンです。小顔コルギ・カイロプラクティック・エステティック3つの技術を融合した「小顔王子式小顔術」で、理想の小顔になれるうようアプローチします。
小顔王子式小顔術は、団子鼻の解消にも効果を発揮します。団子鼻の原因である鼻のむくみをとり、小鼻のコリをほぐしてすっきりとシャープな鼻に整えます。一人ひとりに合う「美人顔の黄金比率」を計算して施術をおこなうため、団子鼻を解消すると同時にバランスの取れた顔立ちを目指すことができるでしょう。
まとめ
団子鼻には種類があり、遺伝が関係しているタイプもあれば、生活習慣が原因で団子鼻になっているタイプもあります。そのため、自分の鼻がどのタイプなのか判断することが大切です。
また遺伝による団子鼻であっても、生活習慣でさらに悪化していることも考えられます。団子鼻を悪化させるクセを改善したり、マッサージなどのセルフケアをしたりすることで、団子鼻をすっきりさせられるかもしれません。また、メイクを工夫して団子鼻をシャープに見せることもできます。
ただし、団子鼻を根本的に解消したい場合は、美容整形やエステサロンでの施術を検討しましょう。リスクや副作用を避けたいという方は、エステサロンでの施術が向いています。メリットやデメリットを理解した上で、自分に合った方法で団子鼻の解消を目指すことをおすすめします。