マリオネットラインを解消する!改善方法をご紹介します
マリオネットラインとは、口元からあごにかけてのシワのことです。マリオネット(操り人形)や腹話術の人形の口元にあるラインに似ていることからそう呼ばれています。
また、ほうれい線の下にあることから「二重ほうれい線」とも呼ばれます。
これがあると一気に「老け顔」になってしまいますから、何とかしたいですよね。
マリオネットラインは若くてもできることがあり、悩んでいる人も少なくありません。
なぜマリオネットラインができるのか、改善・予防方法についてもくわしく紹介します。
マリオネットラインの原因
マリオネットラインができる原因は一つではありません。そのほとんどが日々の習慣によるもので、比較的容易に改善できるケースもあります。
マリオネットラインがあるだけで顔の印象がかなり違って見えますから、思い当たる原因があれば早速対処したいですね。マリオネットラインができる原因を一つずつ確認してみましょう。
たるみ
マリオネットラインができる原因の一つは「顔のたるみ」です。コラーゲンやエラスチンなどの肌の弾力を保つ成分の減少や、血行不良によるむくみ、脂肪の増加などの要因で頬がたるみ、マリオネットラインとして現れます。
特に頬は脂肪がつきやすく、重力の影響も受けやすいので深いマリオネットラインができてしまう可能性が高いです。深いマリオネットラインができてしまうと、なかなか改善しにくいですから早目のケアをおすすめします。
筋力の低下
口の周りの筋肉の衰えは、マリオネットラインができる大きな原因の一つとなっています。頬のたるみも筋力が低下して起こることが多いですから、日頃から口周りの筋肉を鍛えるエクササイズを行うと良いでしょう。
口周りの筋肉が鍛えられると、顔周りの血行も良くなり、むくみが取れやすくなる、肌色が明るくなるなどの相乗効果も期待できます。
生活習慣
マリオネットラインの要因には、次のようなものがあります。日々注意を払うなど、簡単に対処できそうなことから、自分ではなかなか難しいものまで様々です。マリオネットラインができたばかりであれば、比較的すぐに改善が見込める場合もありますから、改善できそうなことから始めてみましょう。
1.姿勢
姿勢とマリオネットラインは一見関係が無さそうですが、猫背やストレートネックになると顔が下向きになることが多くなり、ちょうど口元の辺りに重力が働きます(実際、下を向いてみると口元に重力が加わるのがお分かり頂けると思います)。
この状態が続くと顔の筋肉が緩み、たるみからマリオネットラインができてしまいますし、徐々に深いシワになってしまいますから、正しい姿勢を心がけましょう。
2.表情
人間の体は、使わない筋肉が徐々に衰えます。顔も筋肉でできていますから、無表情の人の場合、表情筋が衰えます。筋肉が衰えるとたるみが生じ、シワになりやすくなるのです。
特にあまり笑わない人は口角を上げる機会が少ないので、口角が下がった状態が続き、マリオネットラインができやすくなります。
コロナ禍でマスク生活が続いているため、あまり表情筋を動かさない人も多いです。マスクで見えなくても、いつも笑顔を意識すると表情筋のトレーニングになるのでおすすめです。
3.紫外線
紫外線は直接マリオネットラインを作るわけではありませんが、肌の奥まで届いてコラーゲンやエラスチンなどの肌のハリを保つ成分を破壊するため、肌のたるみからマリオネットラインを作る原因になります。
紫外線は家の中にいても雨の日でも降り注いでいます。「年中日焼け止めを塗る」「外出時は日傘、サングラス、帽子を忘れない」などしっかり紫外線対策をするようにしましょう。
紫外線が原因で起こる「老け顔」については、別記事でくわしく紹介しておりますので、そちらもぜひ併せてお読みください。
関連記事:老け顔は改善できる!原因から解消法まで分かり易く解説
https://bicuol.com/trouble/older-faces-improve/
4.乾燥
肌が乾燥すると、肌の奥にある水分が失われてハリがなくなるため、たるみが生じます。膨らんだ風船がしぼんだ時をイメージしていただいたら分かりやすいかも知れません。また、紫外線は肌を乾燥させる原因になりますから、肌の保湿はしっかり行うようにしましょう。
肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを増やす食生活を心がけると、マリオネットラインだけでなく、シミやくすみなどの肌トラブルの改善も期待できます。
5.歯ぎしり
就寝中に歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある人は、奥歯で噛む時に使われる口角下制筋(こうかくかせいきん)が硬くなってしまいます。この筋肉が硬くなって縮み口角が下がってしまうため、マリオネットラインとして現れやすくなります。
歯ぎしりは眠りが浅い時に起こりますから、普段から質の良い睡眠を心がけると改善されることがあります。
6.噛み合わせ、嚙みぐせ
左右どちらか一方だけで噛む癖があると、噛まない方の筋肉が衰え、マリオネットラインができやすくなります。筋肉がアンバランスになるだけでなく、顔の歪みにもつながります。
顔の歪みを放置すると、肩こりや頭痛が起こったり体もゆがみ始めたりしますから、一度顔の歪みを整えてもらうと良いでしょう。顔の歪みはエクササイズで戻すのは非常に困難です。
又、早食いも口元の筋肉が衰える原因に。食事の際はよく噛んで食べるようにしましょう。
マリオネットラインを改善・予防マッサージ / エクササイズ
マリオネットラインは、ちょっとした癖や生活習慣からもできてしまいます。見た目年齢がぐっと上がってしまうマリオネットライン。周りからも「何だか不機嫌そう」と思われがちで、印象が良くありませんから何とかしたいと思う人は多いでしょう。
マリオネットラインには表情筋を鍛えることで改善が見込めます。
ここではマリオネットラインの改善・予防に効果的なマッサージやエクササイズを紹介します。
マリオネットラインを改善・予防するマッサージ
ここで紹介するマッサージは、いつでも気が付いた時にできる簡単なものですが、お風呂上りに行うとマッサージの効果も上がりますのでおすすめです。
三日坊主にならないよう、スキンケアと同時に行うようにして習慣づけるのがおすすめです。マッサージの際は肌を傷めないよう、クリーム等を使って摩擦を減らしましょう。
①フェイスラインに刺激を与える
両手の人差し指を曲げ、左右それぞれの親指と人差し指の側面でフェイスラインを挟むようにし、顎から耳の下まで、少しずつ指をずらしながらもみほぐしていきます。
この時、余り力を入れ過ぎず、痛気持ち良い強さで行うのがポイントです。
表情筋が活性化すると同時に、フェイスラインがすっきりする効果もあります。
②口角下制筋のマッサージ
口角の横からフェイスラインの間、斜め下方向に3か所マッサージします。
両手の人差し指、中指、薬指を揃え、口角の横に置き、圧をかけながら5回程クルクルと回します。この時、皮膚は動かさないようにしましょう。次に少し斜め下(口角とフェイスラインの間くらい)に指をずらし、少し指を開いて同じように圧をかけながらマッサージします。最後に指をもう少し開いてフェイスラインの部分でも同じようにしましょう。
マリオネットラインを改善・予防するエクササイズ
①広頚筋(こうけいきん)
大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と発音します。表情筋を意識して大きく動かすのがポイントです。
②口輪筋
口を閉じたまま、歯の外側を舌で大きく輪を描くイメージで回していきます。この時、頬を内側から押すようにゆっくり回すと表情筋を効果的に鍛えられます。(早く回すよりも、頬の内側からシワを伸ばすようなイメージでゆっくり行うのがポイントです)
③口周り
片頬に空気を入れて膨らませます。これを左右交互に30秒間繰り返しましょう。
これも頬の内側からシワを伸ばすイメージで行うと効果的です。
エクササイズが終わると、顔が少し温かく感じ、血行が良くなるのが実感できます。
マリオネットラインを改善・予防するツボ
①地倉(ちそう)
地倉というツボが口角の約1センチ外側にあります。指の腹で垂直方向にゆっくり押しましょう。毎日続けると、口の周りの筋肉が活性化して口角が上がってきます。
②地倉(口角を上げる)
口角の両端に両手の人差し指を当てます。そのまま上に引き上げて3秒間キープしましょう。また、日頃から笑顔を心がけると自然に表情筋が鍛えられ、周りからの印象も良くなるので一石二鳥です。
③歯ぎしりをする人におすすめ!
奥歯に力を入れた時に筋肉が盛り上がる部分にある頬車(きょうしゃ)のツボを痛気持ち良い強さで数回押しましょう。凝り固まった筋肉がほぐれ、表情筋が動かしやすくなります。
マリオネットラインを改善・予防するグッズ
マリオネットラインを気にする人はどうやってケアをしているのでしょうか。
市販のグッズも色々販売されていますが、費用や効果も様々なようです。
代表的な物をいくつか紹介します。
シワ改善化粧品
厚生労働省からシワ改善効果が認められているナイアシンアミドやレチノール、ニールワンが配合された化粧品は話題になっています。ただ、即効性は無いため、継続して使用する必要があります。すぐにマリオネットラインを改善したい人にはお勧めできません。
美顔器
様々なメーカーから機能の異なる美顔器がたくさん販売されています。値段も10,000円以下の物から200,000円以上する物まで幅広く、使用する化粧品が専用のものだと購入後も定期的にコストがかかります。
フェイスマスク
前述のシワ改善効果が認められている成分が配合されたフェイスマスクを始め様々な種類のフェイスマスクがあります。
即効性は無いため、「何とかしたい」と思っている人には物足りないかも知れません。
今すぐマリオネットラインを改善・予防する
マリオネットラインは老け顔に見えてしまいますから、一日でも早く何とかしたいもの。
それならプロに任せるのが確実です。即効性があり、効果が持続する方法を紹介します。
ただ、デメリットもありますから、それも含めてくわしく紹介します。
エステ
エステサロンのマッサージは、リラックス効果や保湿効果はありますが、姿勢や顔の歪みが原因でできたマリオネットラインの場合、肌だけケアしても根本的な改善は望めません。
エステのマッサージは非常に気持ちの良いものですが、マリオネットラインの改善やリフトアップ効果については、費用がかかる割に物足りないイメージがあります。
主な施術 |
費用目安 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|---|
リフトフェイシャル |
2.5~3万円前後 効果持続期間 :1か月程度 |
痛みは無く、リラックスできる |
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マッサージ
小顔コルギのシワ改善は、骨に近い部分から顔の歪みにアプローチするので、根本からの改善が望めます。1度の施術で目に見える効果がありますから、話題になるのも納得です。
また血行不良や乾燥などが原因の場合も、顔の歪みを取ることで血行が促進され、理想的な肌環境を整えられます。継続して通うとより効果が期待できます。
主な施術 |
費用目安 |
メリット |
デメリット |
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若返る小顔コース |
20,000円程度 効果持続期間 :2週間~1か月程度 |
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人により数日、触ると痛みを感じる場合もある |
美容医療
美容医療でシワ改善を行うメリットは、効果が現れるまでに数日はかかるものの、シワ改善効果が数か月は持続することです。ただ、アレルギーや副作用がある可能性があります。
未熟な医師であれば、後々まで悩まされる肌トラブルになるケースもあります。
エステ同様、顔の歪みからくるマリオネットラインを根本的に改善できないことと、一回の施術費用がかなり高額で、継続して通う必要がある、というデメリットもあります。
主な施術 |
費用目安 |
メリット |
デメリット |
---|---|---|---|
ハイフ(HIFU) |
6~20万円 効果持続期間 :半年ほど |
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ヒアルロン酸注射 |
4~10万円 効果持続期間 :4~12か月 |
施術時間が短い(5分程度) |
アレルギーやしこりなど副作用の可能性がある |
まとめ
「老け顔」に見えてしまうという点では、笑いじわとも取れるほうれい線と違い、顔のたるみを連想させるマリオネットラインの方が深刻かもしれません。
顔に悩みがあると自分に自信が持てなくなることで、人に会うのも億劫になったり、人前で笑えなくなったりと、日々の生活がつまらないものになってしまうことも…。
今回紹介した方法を実践して、口角の上がったステキな口元を取り戻しましょう。