フェイスポインターは効果があるのか?やりすぎは逆効果?正しい使い方も解説
近頃SNSや口コミサイトで話題の「フェイスポインター」は、顔のコリをほぐし、小顔やリフトアップ効果が期待できる美容アイテムとして注目されています。
しかし、「本当に効果があるのか?」「正しい使い方が知りたい」など、購入にあたって不安や疑問がある方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、フェイスポインターの効果や注意点、正しい使い方について詳しく解説していきます。
購入を検討している方はもちろん、すでに使い始めている方もぜひ参考にしてください。
フェイスポインターの基本情報
多数のメディアで紹介され、SNSでも話題のフェイスポインター。
美容に効果があるといわれているものの、「どのようなアイテムなのか」「なぜ人気なのか」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではフェイスポインターの特徴や、話題になっている理由について詳しく解説していきます。
フェイスポインターとは
フェイスポインターは、顔の筋肉のコリをほぐすためのペン型美容ガジェットです。B-by-C社が展開する「変化できる女性は美しい」をコンセプトとしたCORE FITシリーズから、2019年8月1日に発売されました。
顔のたるみ・むくみ・ゆがみは、筋膜の癒着による顔のコリが原因とされています。フェイスポインターは、このコリをピンポイントで刺激し、筋膜にアプローチすることでフェイスラインを整えることを目的としたアイテムです。
頬や目元・口元・首筋・頭頂部など、コリを感じる部分にペン先を押し当てるだけで簡単にケアできるのも魅力です。
フェイスポインターが話題な理由
発売から5年で累計20万本を突破し、SNSでも話題のフェイスポインター。芸能人や美容家にも愛用者が多く、注目を集めています。
では、なぜフェイスポインターはここまで人気なのでしょうか。その理由を紹介していきます。
ペン型で持ち運びやすい
一般的な美顔器はサイズが大きく、自宅専用として使うことがほとんどです。しかし、忙しい毎日のなかで継続して使用することが難しいケースという人も少なくありません。
フェイスポインターはコンパクトなペン型デザインであるため、バッグに入れて気軽に持ち運びが可能です。仕事の休憩時間や外出先での待ち時間など、スキマ時間にサッとケアできるのが魅力です。
簡単に使えて手軽にケアできる
フェイスポインターは、気になる部分にペン先を押し当てるだけで簡単に使えます。電源や充電も不要なため、手軽に小顔ケアを続けられる点が人気の理由のひとつです。
スタイリッシュなデザインでどこでも使える
美容アイテムのなかには、自宅でしか使えないようなデザインのものもありますが、フェイスポインターは洗練されたスタイリッシュなデザインになっています。
シンプルでおしゃれな見た目のため、人前でも使いやすく、SNS映えもするアイテムです。
使った後の変化を実感しやすい
「即効性がある」と感じるユーザーが多いのも、フェイスポインターの大きな特徴です。
日中、疲れて顔が下がり気味になったときにフェイスポインターでケアすると、フェイスラインがシュッと引き締まる感覚があるといわれています。
短時間で変化を実感しやすいため、モチベーションを保ちながら続けやすいのもメリットだといえます。
フェイスポインターとほかの美顔アイテムの違い
フェイスポインターと似た美容アイテムに、「かっさプレート」や「美顔ローラー」がありますが、それぞれ特徴が異なります。
かっさプレートとの違い
かっさは広範囲のリンパや血流を促すのに適しているのに対し、フェイスポインターはピンポイントでコリを刺激できるのがいちばんの違いです。
美顔ローラーとの違い
美顔ローラーは顔全体の血行促進を目的としますが、フェイスポインターはコリやむくみが気になる部分を集中ケアできる点が特徴です。
フェイスポインターに期待できる効果
フェイスポインターを使用することにより、どのような効果が期待できるのでしょうか?
顔のむくみ解消や血行促進・リフトアップなど、美容に関心がある方にとって魅力的なメリットがたくさんあります。
ここでは、具体的にどのような効果が期待できるのか、詳しく解説していきます。
顔のむくみを解消して、スッキリとしたフェイスラインに
フェイスポインターを使うことで、顔のコリやリンパの滞りにアプローチし、余分な水分や老廃物の排出を促すことができます。
特に以下のような方は、フェイスポインターによるケアを試してみるとよいでしょう。
- 朝起きたときに顔がパンパンにむくんでいる
- フェイスラインがぼやけている
- お酒を飲んだ次の日は顔がむくみがち
- 夕方になると、肌がなんとなく重たく感じる
朝起きたときのむくみが気になる方は、フェイスポインターを使うことでシュッと引き締まったフェイスラインを目指すことができます。
また、頬やあごのラインに沿ってケアすることで二重あごの予防にもつながるでしょう。
コリをほぐして、血行を促進する
デスクワークやスマホの長時間使用などにより、顔の筋肉がこわばっていると感じることはないでしょうか?
フェイスポインターは顔のツボをピンポイントで刺激できるため、固まった筋肉をほぐすことができます。
顔の筋肉が硬くなると血流が滞りやすくなり、以下のようなトラブルにつながる可能性があります。
- 目の下のクマが目立つ
- 顔色がくすんで見える
- 肌のツヤが失われる
このようなトラブルが生じた場合でも、フェイスポインターで顔の筋肉のコリをほぐし、血行を促進することで血色が良くなり、明るく健康的な肌へと導くことができます。
また、顔だけではなく、首筋や頭皮にも使用できるため、デスクワークによる肩こりや眼精疲労の緩和にも役立つといわれています。
表情筋を刺激することで、リフトアップ効果が期待できる
フェイスポインターは、顔の深層部にある表情筋に直接アプローチし、リフトアップをサポートするといわれています。
年齢とともに顔のたるみが気になってくるものですが、フェイスポインターはそんな悩みにも対応できます。
特に、以下のような悩みのある方に向いているとされています。
- 目元のたるみが気になる
- ほうれい線が目立ち始めた
- 口角が下がってきた
- フェイスラインがぼやけてきた
フェイスポインターを使うことで普段あまり動かさない筋肉に刺激を与え、顔全体の引き締め効果を期待できます。
また、口元や頬の筋肉をほぐしながら刺激すると、ほうれい線やマリオネットラインの予防にも役立つでしょう。
フェイポインターのやりすぎは逆効果?注意点を解説
フェイスポインターは、顔のコリをほぐしてスッキリとしたフェイスラインを目指せる便利な美容アイテムです。しかし、正しい使い方をしないと逆効果になることもあるため、注意が必要です。
特に、「早く効果を出したい」「もっとスッキリさせたい」と思うあまりやりすぎてしまうと、肌や筋肉に負担がかかり、かえってトラブルの原因になることがあります。
ここでは、フェイスポインターを使用する際の注意点について詳しく解説していきます。
やりすぎると逆にコリが悪化することがある
フェイスポインターは顔のコリをほぐすのに有効ですが、1日に何度も使ったり、長時間同じ部位を押し続けたりすると、逆にコリが悪化する可能性があります。
これは、過度な刺激を受けることで筋肉が防御反応を起こし、硬直してしまうためです。
なかでも顔や首の筋肉は繊細なので、適度なケアを心がけましょう。
※フェイスポインターの正しい使い方については、次の項目で紹介します。
強く押し過ぎると肌や筋肉を傷める可能性も
フェイスポインターは、ピンポイントでツボや筋肉にアプローチできる設計になっています。しかし、力を入れすぎると肌や筋肉に負担がかかり、炎症や内出血を引き起こす可能性があります。
もし、フェイスポインターの使用後に以下のような症状が出た場合は、使い方を見直すようおすすめします。
- 肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりする
- 押した部分に痛みが残る
- 内出血のようなあざができた
また、肌の乾燥がひどい、ニキビや吹き出物があるなど、肌のコンディションが悪いときに強く押すと肌トラブルの悪化につながることもあります。
フェイスポインターの正しい使い方
ここからは、フェイスポインターの基本的な使い方を紹介していきます。
基本的な使い方
フェイスポインターの基本的な使い方のポイントは、以下のとおりです。
- ペンを持つように、フェイスポインターを持つ
- 肌に対して垂直に当て、ゆっくり押す
- コリを感じる部分にリズミカルに押し当てる(1秒間に約3回が目安)
ポイント1:垂直に当てる
顔の表面は丸みを帯びているため、フェイスポインターを当てる角度に注意しましょう。肌の面に対して垂直になるよう調整し、部位を移動するときは角度も合わせて調整します。
ポイント2:骨の際は斜め下から押す
鎖骨やフェイスラインなどの骨のキワに当てる場合は、フェイスポインターを斜め下から入れ込むように押すと効果的です。
ポイント3:力加減は適度に
強く押し込みすぎると、肌や筋肉を傷める可能性があります。押し込んだら半戻しくらいの強さを意識しながら、リズミカルに動かしましょう。
ポイント4:使用時間の目安
1回の使用時間は1分以上が推奨されていますが、痛みを感じる場合、無理に続けず調整するようにしてください。
基本は「3点押し」
フェイスポインターの基本的な使い方は、「鎖骨」「耳下腺(じかせん)」「耳介前(じかいぜん)」の3か所を押してリンパの流れを促すことです。これにより、リンパの詰まりが解消して顔のむくみがスッキリとしてきます。
- 鎖骨の下
鎖骨の下を何ヶ所か押してみて、痛みが感じる部分がリンパの詰まりがある場所です。その部位を中心に、骨のキワにフェイスポインターを斜め下から入れ込むように押しましょう。 - 耳下腺
耳たぶの後ろにあるくぼんだ部分が耳下腺の位置です。軽く押してみて痛みを感じる場所を探し、そこを重点的にケアしましょう。 - 耳介前
口を開けたときに、耳の前で少し出っ張る骨が耳介前のポイントです。この部分を刺激する際は、フェイスポインターのキャップを外し、「トリプルロッド」を使って押すのがおすすめです。
各ポイントを30秒ずつケアすることで、フェイスラインのスッキリ感を実感しやすくなります。
痛みが強い場合の対処法
コリが強い部位では、フェイスポインターを押し当てると痛みを感じることがあります。その場合、以下の方法を試してみてください。
- 深呼吸をしてリラックスする
- ホットタオルを使って筋肉を温める
- 痛みを感じにくい部位から始める
それでも痛みが強い場合は使用を中断し、必要に応じて専門医に相談しましょう。
本体のケア方法
フェイスポインターを清潔に保つことで、肌トラブルを防ぎ、長く快適に使用できます。以下のポイントにしたがってメンテナンスをしましょう。
- 使用後は乾いた布で拭く(汗や皮脂が付着しやすいため)
- 汚れが気になるときは水で薄めた中性洗剤で拭き、柔らかい布で乾拭きする
- 湿度が高い場所での保管は避ける
フェイスポインターについてよくある質問
最後に、フェイスポインターについてよくある質問に回答していきます。
フェイスポインターはいつから効果を実感できますか?
フェイスポインターの効果を感じるまでの期間には個人差があります。1回の使用で変化を実感できる方もいれば、一定期間継続使用することで少しずつ効果を実感できるようになった方もいるようです。
公式HPによると、フェイスポインターは、1日5~10分程度使用することが推奨されています。約1ヶ月間続けた方の多くが、「顔がスッキリした」「フェイスラインが整った」「顔のくすみがとれた」といった変化を実感しているようです。
フェイスポインターは食いしばりの症状にも効果がありますか?
食いしばりが続くと、咬筋(こうきん)が緊張してコリが生じ、エラが張る原因になります。セルフマッサージなどでほぐすことも可能ですが、深いコリは手では届きにくいものです。
フェイスポインターは、ピンポイントで咬筋の深部に圧をかけられるため、セルフケアではほぐしにくいコリにもアプローチできます。食いしばりによるエラの張りが気になる方にもおすすめのアイテムです。
使用前にオイルやクリームを塗る必要がありますか?
フェイスポインターは肌に滑らせるのではなく、ピンポイントで圧を加える美容ガジェットです。そのため、使用前にオイルやクリームを塗る必要はありません。
オイルやクリームを塗った状態で使用する場合は、すべりやすく適切な圧がかけられなくなるため注意しましょう。
メイクをしたままでも使用できますか?
メイクをした状態でも使用可能ですが、衛生面を考えるとなるべく素肌で使用するのがおすすめです。
メイクの上から使用する場合、フェイスポインターにメイク汚れなどが付着するため、使用後は乾いた布で拭いて清潔に保ちましょう。
赤みやかゆみが生じたときは、どうすれば良いですか?
フェイスポインターを使用すると、血行が促進されて一時的に赤みやかゆみが生じることがあります。その場合は、冷たいタオルなどを使って肌をやさしく冷やしてください。
多くの場合は冷却すると症状が落ち着きますが、長時間続いたり症状が悪化したりする場合は、使用を中止して専門医に相談することをおすすめします。
まとめ
フェイスポインターは、顔のコリをほぐし、むくみやたるみをケアできるペン型美容ガジェットです。SNSやメディアでも話題となり、使用後にフェイスラインの変化を実感したという声も多く聞かれます。
しかし、やりすぎは逆効果になる可能性があるため注意が必要です。強く押しすぎると肌や筋肉に負担をかけ、コリを悪化させる恐れがあります。鎖骨・耳下腺・耳介前の「3点押し」を基本に、1回5~10分を目安におこなうことをおすすめします。
美容アイテムの効果のあらわれ方には個人差がありますが、継続して使用することでより効果を実感しやすくなるケースが多いようです。自分に合った美容アイテムやケア方法を見つけ、無理のない範囲で取り入れてみるとよいでしょう。