小顔のツボはどこにある?即効性はある?パーツ別・効果別に位置を解説

小顔のツボはどこにある?即効性はある?パーツ別・効果別に位置を解説

ツボは体調不良の改善や健康維持に効果があるとして知られていますが、最近SNSや雑誌で「ツボ押し」が小顔に効果があると取り上げられているため、気になっている方も多いのではないでしょうか。自宅や外出先でも気軽にできて、小顔を目指せるのであれば試してみたいですよね。しかし、ツボ押しで小顔効果を得るには、自分の顔の悩みに適したツボを知り、正しい方法でおこなうことが大切です。

この記事では、小顔のツボがどこにあるのか、パーツや効果別に解説していきます。効果の即効性や正しいツボの押し方についても紹介していますので、小顔のツボ押しを試してみたい方は、ぜひ参考にしてください。

ツボ押しで小顔になれる?

ツボ押しで小顔になれる?

ツボ押しで本当に小顔になれるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。ツボとは東洋医学の「気」に基づく治療法です。体の中には気が巡っており、気が巡る道筋を「経路」と呼んでいます。その経路のなかにある要所が「ツボ」になります。

ツボは自律神経と関わりがあることが現代医学の観点からも明らかになっており、ツボを刺激することで、体の不調を整える効果があるといわれています。顔や顔まわりにも複数のツボが存在し、ツボ押しによって血行を促進させることで顔をすっきりさせられるため、小顔効果が期待できます。

顔が大きく見える原因

顔が大きく見える原因

ツボ押しの小顔効果を知るには、なぜ顔が大きく見えるのかを理解しておくことが大切です。ここでは、顔が大きく見えるおもな原因を3つ紹介します。

脂肪

顔が大きく見える原因のひとつが「脂肪」です。顔に多くの脂肪がついていると、その分顔が大きく見えてしまいます。顔に脂肪がつくのは、カロリーの高い食べ物を摂取し過ぎて太ることも要因に挙げられますが、筋肉の衰えも大きく影響します。

なぜなら、表情筋が衰えて代謝が悪くなると、脂肪がつきやすくなるからです。年齢を重ねると体の筋肉と同様に顔の筋肉も衰える傾向にありますが、若くても表情筋を使わないと衰えやすくなります。

たるみ

顔がたるむとフェイスラインがもたつき、顔が大きく見えます。たるみの原因は肌のハリの低下や表情筋の衰え、姿勢の悪さなども挙げられます。

また、肌が乾燥したり紫外線を浴びたりすることも、たるみを引き起こす原因です。そのため、保湿や紫外線対策を怠っていると、知らず知らずのうちに肌がたるんでしまう可能性があります。

むくみ

顔のむくみは、血行不良やリンパの詰まりによって生じやすくなります。なぜなら、血流やリンパの流れが滞ると、老廃物が排出されなくなるからです。

また、姿勢が悪い、肩や首が凝っているなど、生活習慣も影響します。特に、フェイスラインには多くの血管やリンパ節が集まっており、血行不良とリンパの詰まりは、顔が大きく見えることとダイレクトに関係しています。

ツボ押しの前の準備

ツボ押しの前の準備

ツボ押しの効果を十分に得るには、いきなりツボを押すのではなく、準備をしてから始めることが大切です。ここでは、ツボ押しの前の準備を紹介しますので、ぜひ実践してみてください。

顔の緊張をほぐす

ツボ押しの前には顔の緊張を和らげましょう。

耳をたたむ

  1. 1. 両手で左右同時にゆっくり耳を縦にたたむ
  2. 2. そのまま10秒間キープ

あいうえお体操

  1. 1. 口を「あ」の形に大きく開けて、目を大きく見開く
  2. 2. 口を「い」の形にして、左右に引っ張る
  3. 3. 顔全体を中心に寄せるように、口を「う」の形にしてすぼめる
  4. 4. 口を「え」の形にして、口角を上げる
  5. 5. 口を「お」の形にして、顔を上下に引っ張る

滑りが良くなるよう保湿ケアをする

ツボ押しをする前は、保湿ケアをおこないましょう。マッサージオイルや保湿クリームを塗っておくと、滑りが良くなり肌への摩擦を軽減させられます。ツボ押しはマッサージのように肌に指を滑らせることが少ないため、普段使用しているスキンケアの保湿アイテムで十分です。

【小顔のツボ】顔全体のたるみ改善に効果的なツボ

【小顔のツボ】顔全体のたるみ改善に効果的なツボ

ここでは、顔全体のたるみ改善に効果的なツボを紹介していきます。

地倉(ちそう)

地倉(ちそう)は、顔全体のたるみに効果を発揮するツボです。口角の約1cm外側、ほうれい線上にあり、口角の引き上げやほうれい線の改善にも有効です。また、食欲を抑える働きがあるツボだといわれており、ダイエットをしたい方にもおすすめです。

巨髎(こりょう)

巨髎(こりょう)は、顔のたるみやしわを解消する効果が期待されるツボです。小鼻の横と目の真ん中から下ろした線が交差する位置にあります。目の下のたるみやクマの改善、さらに目の開きを大きくする効果もあるといわれており、目周りの悩みにもアプローチできます。

迎香(げいこう)

迎香(げいこう)は、顔のたるみ解消に効果的なツボです。小鼻が最も張り出している外側の少しくぼんだ位置にあります。美肌のツボと呼ばれており、小じわやシミ・ほうれい線の改善にも効果を発揮するため、オールマイティに肌のエイジングケアができます。

【小顔のツボ】頬のたるみ改善に効果的なツボ

【小顔のツボ】頬のたるみ改善に効果的なツボ

次に、頬のたるみ改善に効果的なツボを紹介していきます。

散笑(さんしょう)

散笑(さんしょう)は、頬のたるみ改善が期待できるツボです。ほうれい線の真ん中あたりに位置しており、頬の筋肉を引き締めるだけでなく、口角を上げて口元もリフトアップさせる働きがあります。口周りのもたつきをすっきりさせるのにも最適です。

下関(げかん)

下関(げかん)は、頬のたるみに効果を発揮するツボです。耳の前のくぼんだところ、口を大きく開けたときに盛り上がる部分にあります。新陳代謝をアップさせる作用があるため、頬だけでなくフェイスラインを引き締める効果も得られます。

【小顔のツボ】顔全体のむくみ改善に効果的なツボ

【小顔のツボ】顔全体のむくみ改善に効果的なツボ

ここでは、顔全体のむくみ改善に効果的なツボを紹介します。

率谷(そっこく)

率谷(そっこく)は、顔全体のむくみ改善に効果を発揮するツボです。耳の上、指2本分上がったところにあり、歯を食いしばったときに動くので、位置を特定しやすいツボです。頭の血流を良くするため、むくみを解消してフェイスラインをすっきりと整えることができます。

和髎(わりょう)

和髎(わりょう)は、顔のむくみはもちろん、凝りやたるみを解消する効果にも期待できるツボです。耳の前のやや上に位置しており、触れると脈を感じることができます。また、頭痛や眼精疲労の症状改善にも優れており、急な頭痛のときにも役立ちます。

天容(てんよう)

天容(てんよう)は、顔全体のむくみを解消するのに最適なツボです。顔の血流をアップさせるため、むくんだ顔をすっきりさせる効果に優れています。

また顔の発色も良くなり、健康的な印象になります。むくみやすいという方は、まず天容をツボ押ししてみると良いでしょう。

太陽(たいよう)

太陽(たいよう)は、顔全体のむくみ改善に効果的なツボです。顔と頭全体の血行を促し、顔のむくみはもちろん、目のクマやほうれい線にもアプローチします。目尻と眉尻の間のこめかみ部分に位置しており、眼精疲労の改善や予防にも効果を発揮します。 

顴髎(けんりょう)

顴髎(けんりょう)は、顔のむくみ解消に働きかけるツボです。目尻から真っすぐ下ろしたところ、頬骨すぐ下のくぼんでいる部分にあります。また、肌の細胞を活性化するといわれているツボで、シワやフェイスラインのたるみにも効果を発揮します。

【小顔のツボ】目元のむくみ改善に効果的なツボ

【小顔のツボ】目元のむくみ改善に効果的なツボ

ここでは、目元のむくみ改善に効果的なツボを紹介します。

攅竹(さんちく)

攅竹(さんちく)は、顔のむくみ改善に効果があるとされているツボで、特に目元のむくみ改善に効果を発揮します。眉頭の内側にある、少しくぼんだ部分にあります。また、肌荒れやシワなどの美容効果も期待でき、疲れ目やかすみ目など、目周りのトラブルにも効果があるとされています。

睛明(せいめい)

睛明(せいめい)は、目元のむくみを軽減してすっきりさせる効果が期待できるツボです。目頭と鼻の付け根のくぼんだ部分に位置しています。疲れ目による充血や涙目・かすみ目・まぶたのけいれんといった症状の改善にも効果的です。

四白(しはく)

四白(しはく)は、目のむくみ改善に効果を発揮するツボです。瞳の下のくぼんでいる部分から指1本分下にあります。

血行を良くして顔の筋肉を和らげるため、小顔効果も期待できます。また、美容効果だけでなく目の疾患にも働きかけるため、万能なツボだといえます。

瞳子りょう(どうしりょう)

瞳子りょう(どうしりょう)は、目元のたるみや目尻の小じわ、さらにクマを改善する効果が期待できるツボです。目尻から1cmほど外側に位置しており、疲れ目の治療にも効果があるといわれています。眼精疲労やかすみ目・充血などの症状の改善にも効果を発揮します。

【小顔のツボ】エラ張り・二重アゴに効果的なツボ

【小顔のツボ】エラ張り・二重アゴに効果的なツボ

最後に、エラ張り・二重アゴに効果的なツボを紹介します。

頬車(キョウシャ)

頬車(キョウシャ)は、エラ張りや二重アゴの改善に効果的なツボです。耳の付け根とエラを結んだ真ん中あたりに位置しています。

歯を食いしばると硬くなるため、位置が分かりやすいでしょう。また、口元やほうれい線、目尻の高さのゆがみなどを改善する効果も期待できます。

大迎(だいげい)

大迎(だいげい)は、二重アゴの改善に効果を発揮するツボです。エラからあご先に向かって指2本分くらい前の場所にあります。顔の凝りがほぐれることで血流を促すため、たるみやむくみを改善に導き、すっきりしたフェイスラインを得ることができます。

夾承漿(きょうしょうしょう)

夾承漿(きょうしょうしょう)のツボは、あごの筋肉を刺激して二重アゴの改善に効果を発揮します。あごの中央から1cm外側、左右に位置しています。たるみを解消して、フェイスラインをすっきりさせる効果が期待できます。

上廉泉(じょうれんせん)

上廉泉(じょうれんせん)は、二重アゴの改善に効果的なツボです。あごの真下にあるくぼみに位置しています。

小顔に効果があるツボとして知られており、あごのたるみを解消して、シャープな輪郭をつくります。また、二重アゴの対策にもなります。

小顔のツボ押しは即効性がある?

小顔のツボ押しは即効性がある?

残念ながら、小顔のツボ押しに即効性は期待できません。ツボ押しは、毎日継続しておこなうことで徐々に効果を得られるため、習慣化することが大切です。顔のツボ押しは、いつでもどこでもできるため、覚えやすいツボを組み合わせて、自宅はもちろん、お昼休みや休憩時間を利用しておこなうと良いでしょう。

正しいツボの押し方

正しいツボの押し方

ツボ押しの効果を得るには、正しくツボを押すことが重要です。ここでは、ツボを押す強さやタイミングについて解説していきます。

強さ

人差し指の腹を使って、ほどよく刺激を感じる強さで押しましょう。ただし、あご下やエラなどは親指の腹を使うのがおすすめです。ツボにしっかり当たるように垂直に押します。

タイミング

押すタイミングは、呼吸を意識するのがポイントです。息を吐きながらツボを押し、息を吸いながら指の力を緩めます。1回に押す時間は3〜5秒間、1か所につき5回ずつを目安に押しましょう。

ツボ押しの注意点

ツボ押しの注意点

ツボ押しの際には、以下の3つの点に注意しましょう。

1つ目は、強すぎる力で押さないことです。顔のツボは繊細ですので、強すぎると逆効果になってしまいます。

2つ目は、押し過ぎないことです。効果を得ようと過度に何回も押し過ぎると、内出血や口内損傷を起こす可能性があります。押す回数の目安を守って、押し過ぎないように注意しましょう。

3つ目は、ツボ押しを避けたほうが良いときがあることです。傷があったり、怪我をしていたりする場合は、症状を悪化させる恐れがあります。また、飲酒しているときは、アルコールが回りやすくなります。妊娠中も、子宮に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

まとめ

小顔のツボ押しですっきりしたフェイスラインを手に入れましょう

顔には小顔効果が期待できるツボが数多くあり、ツボ押しにより小顔を目指すことができます。劇的な効果を得ることは難しいですが、習慣化しておこなうことで少しずつ効果を得られるでしょう。

小顔のツボ押しの際は、顔悩みを解消できる目的に合ったツボを選ぶことが大切です。押す力やタイミングも効果に影響しますので、正しい力加減とタイミングでおこないましょう。

今回紹介した小顔に効果的なツボのなかから、ご自身の顔の悩みに合ったものを試してみてはいかがでしょうか。いくつか組み合わせておこなうのもおすすめです。小顔のツボ押しを活用して、すっきりしたフェイスラインを手に入れてください。

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