眉間のシワを改善したい!原因と解消法を解説

眉間のシワを改善したい!原因と解消法を解説

眉間にシワがあると、老けて見られたり、機嫌が悪そうに見られたりすることが多いため、「何とかして改善したい」と感じている方も多いのではないでしょうか。一方で、「年だから仕方ないのかな」と、半ば諦めている方もいらっしゃることでしょう。

加齢が原因と思われがちな眉間のシワですが、実は加齢以外にも原因はあります。そのため、若い人でも眉間のシワに悩まされることは珍しくありません。

今回の記事では、眉間のシワができる原因と改善する方法について解説していきます。眉間のシワは日々のケアで改善できることも多いので、ぜひ毎日のケアの参考にしてください。

眉間のシワができる原因

眉間のシワができる原因

なぜ、眉間にシワができてしまうのでしょうか。ここでは、眉間にシワができる原因について詳しくみていきます。

肌のハリや弾力性の低下

肌のハリや弾力性が低下すると、眉間にシワができやすくなります。肌のハリや弾力性に大きく関わっているのが、肌の奥の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンです。

若いうちはコラーゲンやエラスチンなどの量が十分にあるため、肌はハリを保ち、シワやたるみなどのトラブルはほとんど起きません。しかし、年齢を重ねると、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量の低下や劣化が起こり、肌のハリ感や弾力性が失われて眉間にシワができやすくなるのです。

また、紫外線によるダメージも真皮層のコラーゲンやエラスチンが減少する原因となります。紫外線のUV-Aは真皮層まで届くため、浴び続けことでとコラーゲンやエラスチンが破壊され、肌の弾力性が低下します。そのため、若い人でも紫外線対策をきちんとしていなければ、肌のハリや弾力性が失わて眉間にシワのできる可能性が高くなります。

表情ジワのクセ

眉をひそめるなどのクセがあると、それが表情ジワとして皮膚に定着してしまいます。特に、以下の項目に当てはまる方は要注意です。

  • 何かを考えるとき、無意識のうちに眉間に力を入れがちである
  • 遠くのものを見るとき、自然と目を細めるクセがある
  • 物をじっくりと見ることが多く、つい眉間に力を入れてしまう

このようなクセがあると、皮膚が折りたたまれてシワができやすくなります。表情のクセが原因で生じる眉間のシワは、若い人にもよく見られるものです。若いのに眉間にシワができてしまっている方は、表情のクセが原因になっているかもしれません。

肌の乾燥

肌の乾燥も眉間にシワができる原因のひとつです。肌が乾燥すると、肌の表面が硬くなってカサカサし、柔軟性が失われるためシワができやすくなります。

もともと乾燥肌の方はもちろんですが、エアコンが効いた室内で長時間過ごす場合や、秋冬などの空気が乾燥する季節は要注意です。また、30代以降になると、皮脂の分泌量が減少して肌が乾燥しやすくなります。そのため、しっかりと保湿ケアをして肌の乾燥を防ぐことが重要です。

目の酷使

目を酷使すると、目の周りの筋肉の緊張状態が持続するため、筋肉が凝り固まって眉間にシワができやすくなります。特に、スマホを見ていることが多い方、デスクワークで1日中パソコン操作をしている方は注意が必要です。

眉間のシワの種類・パターン

眉間のシワの種類・パターン

眉間のシワにはさまざまな種類・パターンがあり、大きく5つに分けられます。ここでは、それぞれの種類・パターンをご紹介していきます。

1型

縦に1本の線が入るタイプで、眉間にシワができ始めてから間もない頃に多くみられます1型の時点では、まだシワは浅めであることが多く、眉間に力を入れなければシワは目立ちません。このタイミングでシワ改善の対策をおこなえば、定着を防げる可能性が高いでしょう。

11型

縦に入るシワが2本形成されるタイプです。11型のシワは不機嫌な印象を与えるほか、老けて見える原因となります。

Ω(オメガ)型

オメガ(Ω)の形のように眉間にシワが入るタイプです。特に表情が豊かな方に多くみられるシワで、目を大きく見開いたり、眉を寄せたりすることでつくられます。

スクランチ型

たくさんの小ジワが眉間に寄ることで形成されるタイプです。シワは比較的浅めなので、無表情のときにはあまり目立ちません。肌の老化というよりも、表情の動きに合わせて形成されるシワです。

横ジワ型

眉間のシワは基本的に縦に入りやすい傾向がありますが、鼻根(びこん)部分に横にシワが形成されるのが横ジワ型です。笑顔になったときに入りやすいシワで、それが定着することで深いシワとなります。

眉間のシワは日々のケアで改善できる

眉間のシワは日々のケアで改善できる

眉間にシワができると一気に老けた雰囲気になり、近寄りづらい印象を与えてしまいます。そのため、何とか改善したいと思っている方も多いでしょう。

できてしまったシワを消すのは難しいものの、マッサージで筋肉をほぐしたり、シワ対策に効果的なスキンケアを継続したりすることで眉間のシワを改善することはできます。また、美容医療を受ければ、セルフケアでは難しい深いシワにもしっかりとアプローチすることができるでしょう。

ここからは、「マッサージやツボ押し」「スキンケア」「美容医療」の3つのカテゴリーに分けて、眉間のシワを改善する方法をご紹介していきます。

眉間のシワをマッサージやツボ押しで改善する方法

眉間のシワをマッサージやツボ押しで改善する方法

眉間のシワは、表情筋をほぐすツボ押しやマッサージで改善が期待できます。ここでは、シワ改善につながるマッサージとツボ押しの方法について詳しくご紹介していきます。時間もとらず簡単にできる方法ばかりですので、ぜひお試しください。

「陽白」と「魚腰」のツボ押し

陽白(ようはく)と魚腰(ぎょよう)のツボは、眼精疲労や目の周りのたるみ・シワに良いとされています。陽白は眉の真ん中から約1~2cm上にあるツボです。小さな円を描くように、やさしく刺激しましょう。

魚腰は眉中(びちゅう)とも呼ばれており、眉の真ん中に位置するツボです。上に向かって軽く押したり、小さな円を描いたりして刺激するのがおすすめです。いずれも3~5回程度、気持ちいいと感じる程度の強さで刺激しましょう。

前頭筋の緊張をほぐすマッサージ

眉間のシワに関わっているのは、前頭筋、鼻根(びこん)筋、皺眉(すうび)筋の3つの筋肉です。これらの筋肉をほぐすマッサージも眉間のシワ改善につながります。前頭筋の緊張をほぐすマッサージの手順は、以下のとおりです。

  1. 1. 両手をグーにして額の中央に置く
  2. 2. 手で額を引き上げるようなイメージで圧をかける
  3. 3. 2の状態のまま、小さな円を描く
  4. 4. グーの位置を少し外側にずらしながら、同様に円を描いていく

額の皮膚を引き上げて表情筋をほぐすマッサージ

額の皮膚を引き上げて、シワが寄っている部分をほぐします。

  1. 1. 眉間に人差し指と中指を置いて、上に軽く引き上げる
  2. 2. 反対の手の中指の腹を眉頭の下、鼻の骨の部分に置く
  3. 3. 鼻の骨をほぐすように、2の指を左右に小さく動かす (10回程度)
  4. 4. 指の位置を目頭の位置に変え、同様に左右に小さく動かす (10回程度)
  5. 5. 指の位置をさらに少し下に置き、左右に小さく動かす (10回程度)

皺眉筋をほぐすマッサージ

眉頭に位置する皺眉筋をほぐすマッサージも、眉間のシワ対策に効果的です。

  1. 1. 親指と人差し指で皺眉筋をつまむ
  2. 2. 外側に向かってクルクルと小さな円を描くように皺眉筋をほぐす (10回程度)
  3. 3. つまむ指の位置を少し外側にずらし、同様に小さな円を描く (10回程度)

目の疲れを軽減するストレッチ

長時間のパソコン作業などで目を酷使した後などにおすすめのストレッチです。

  1. 1. 眉毛を軽くつまむ
  2. 2. ゆっくりと上に引き上げる

回数は決まっていませんが、気持ちいいと感じる程度おこなうといいでしょう。

眉間のシワをスキンケアで改善する方法

眉間のシワをスキンケアで改善する方法

スキンケアに力を入れることも眉間のシワの改善に役立ちます。ここからは、スキンケアのポイントについて解説していきます。ぜひ、日々のケアに取り入れてみましょう。

高保湿の成分が配合されたアイテムを使う

肌の乾燥は眉間のシワの原因となるため、保湿ケアをしっかりとおこなうことがシワ予防につながります。肌が乾燥しやすい人は、「ヒアルロン酸」「セラミド」「ヘパリン類似物質」など、高保湿成分が配合されたスキンケア用品を選ぶのがおすすめです。また、肌を乾燥させないために、以下の点についても意識しましょう。

  • 洗顔後はすぐに保湿する
  • 化粧水をたっぷり使う
  • 化粧水のあとは、乳液やクリームで油分を補う

暑い時期は、べたつきが気になりで乳液を使用しない方もいますが、それでは肌になじませた化粧水が蒸発してしまいます。必ず乳液で油分を補い、水分を逃さないことが大切です。また、必要に応じて美容液やアイクリームなどをプラスするといいでしょう。

シワに効果のある成分が配合されたアイテムを使う

眉間のシワ対策には、シワ改善に効果のある成分が配合されたスキンケア用品を選びましょう。シワ改善の効果が認められている成分には、以下のようなものがあります。

ナイアシンアミド

真皮層のコラーゲンの生成を促進する作用があることから、厚生労働省にシワ改善効果のある有効成分として認可されています。肌のバリア機能を高める働きもあるとされており、肌質を選ばず使用できる成分です。

純粋レチノール

資生堂が開発したシワを改善する有効成分で、肌のターンオーバーを高めてコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す作用があります。定期的に使用することで、眉間のシワなど、さまざまなシワを目立たなくする効果が期待できます。

ニールワン

ポーラの独自開発による、シワ改善効果があると認められた有効成分です。シワが発生する原因である、好中球エラスターゼ(アミノ酸の一部)の働きを抑制します。

シワ改善にいいグッズを使う

シワの改善に効果が期待できるグッズを使うのも、ひとつの方法です。

シワ伸ばしテープ

気になる部分のシワにテープを貼って寝ることで、睡眠中にシワを伸ばしてくれるアイテムです。眉間のシワにも使えるので、試してみるとよいでしょう。(サージカルテープでも代用可能)

美顔器

美顔器を使って眉間のシワ部分をケアすることにより、表情筋をほぐしてシワを軽減する効果が期待できます。

美顔ローラー

即効性は期待できませんが、ローラーを転がすことで表情筋をほぐし、眉間のシワ改善をサポートします。

眉間のシワを美容医療で改善する方法

眉間のシワを美容医療で改善する方法

「即効性がほしい」「セルフケアでうまく改善できなかった」という方は、美容医療にチャレンジするのもひとつの手段です。ここからは、眉間のシワに効果的な美容医療をご紹介していきます。

ボトックス注射

ボツリヌス菌由来のタンパク質を注入することで、表情筋の過剰な動きを抑えてシワを改善します。表情豊かな方、表情筋のクセがシワの原因となっている方には、ボトックス注射がおすすめです。

また、施術後3日くらいで効果が実感できるため、即効性のある施術を探している方にもぴったりだといえます。効果の持続期間は3か月~6か月が目安ですが、メスを使わないためダウンタイムがなく、手軽に受けられることがメリットです。

ヒアルロン酸注入

シワが気になる部分にヒアルロン酸を注入することで、シワを目立たなくする施術です。ボトックス注射と同様、ダウンタイムもほとんどなく即効性があります。

効果の持続期間は注入するヒアルロン酸の種類によって異なりますが、6か月~2年くらいが目安です。ヒアルロン酸を注入すると肌が自然とリフトアップするため、深い眉間のシワにも改善の効果が期待できます。

肌再生治療

肌のハリや弾力性の向上に必要な成分として、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が挙げられます。これらの成分を生成する真皮線維芽細胞を増やすことで、眉間のシワを改善する治療です。体に元々存在している細胞を増やし、再び戻すことで肌の自己修復能力を高め、肌のハリや厚みを取り戻します。

即効性はありませんが、眉間のシワの根本原因にアプローチして若々しい肌に導けることがメリットです。また、ヒアルロン酸やボトックス注射による治療と異なり、効果が長期的に続きます。

ハイフ

肌の深層部に超音波による熱エネルギーを加え、コラーゲンやエラスチンなどのハリを与える成分の生成を促す施術です。メスを使わないためダウンタイムも短く、基本的に施術後すぐにメイクをすることもできます。ただし、効果の持続期間は数か月~1年が目安なので、効果を維持するためには定期的に施術を受けなければなりません。

美cuol(ビキュール)のアンチエイジングコースもおすすめ

美cuol(ビキュール)のアンチエイジングコースもおすすめ

画像引用:美cuol

美容医療は少しハードルが高いと感じているけれど、セルフケアでは眉間のシワが改善するか心配な方には、エステサロンなどでのプロによるケアもおすすめです。美cuol(ビキュール)の「アンチエイジング小顔王子式小顔術コース」は、最新美容機器を用いてコラーゲン生成を150%アップさせることが可能な施術です。施術を重ねるうちに肌にハリが生まれ、シワやたるみへの効果が期待できます。

また、表情筋のコリをほぐすのに効果的な「コルギ」の技術も取り入れているため、表情筋のクセによるシワの改善にもおすすめです。初回は50%オフの特別価格で施術を受けられますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

眉間のシワは早くケアを始めることで改善可能

さまざまな原因で生じる眉間のシワですが、できるだけ早くケアを始めることで改善は可能です。シワ改善のために、ツボ押しやマッサージ・スキンケアなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

セルフケアに即効性はありませんが、気長に続けることでシワが目立たなくなるなどの効果が期待できます。また、本格的なシワ改善を目指すのであれば、美容医療やエステサロンでプロの施術を受けるのもおすすめです。

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