金の糸リフトアップの特徴や費用など分かりやすく徹底解説
金の糸リフトアップは美容医療の施術のひとつで、メスを使わずにお顔のリフトアップが叶う人気のメニューです。
お顔の引き上げ効果があるという意見がある一方、おすすめしないという意見もあり、くわしく知りたいとお考えの方も多いことでしょう。
この記事では金の糸リフトアップの特徴や費用、効果や副作用などを徹底解説します。
お顔のリフトアップのために金の糸を検討中の方も、ぜひ最後まで読んでみてください。
金の糸リフトアップとは
金の糸リフトアップは、極細の針で高純度の特殊な金の糸を皮膚に埋め込むことでコラーゲンやエラスチンがその周辺に集まり、細胞の活性化とお肌の再生を促す施術のことです。
実は金を使った美容術は古代エジプト時代から行われていたものでクレオパトラもおこなったとされる美容法という情報がありますが、真偽のほどは明らかではありません。
金によるお肌の再生効果は半永久的に続き、20年後でも金の美容術を施していないお肌と比べて老化しにくい、といわれています。
金の糸リフトアップは、お顔に限らず首やデコルテ、手の甲などの年齢が出やすい部位にも施術を行えるのが特徴的です。
金の糸リフトアップの仕組みとは
金の糸リフトアップは、糸リフトのようにお肌を糸で引き上げて行う施術と異なり、自らの細胞の再生によって若々しいお肌を目指す施術です。
金の糸をお肌の真皮層に埋め込むとお肌はそれを異物と認識し、損傷を回復する力が働いて新たな細胞を増やすために線維芽細胞を活性化します。
それによりお肌のハリや弾力を担うコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が生成されるため、シミやしわ、たるみなどの改善につながるのです。
この効果は、お肌に金の糸が入っている限り続くといわれています。
金の糸リフトアップで期待できる効果
金の糸リフトアップで期待できる効果には、次のようなことがあります。
- シワやたるみの解消、改善
- お肌のハリ、ツヤの向上
- お顔のたるみの改善
- お肌の毛穴改善
- ニキビや肌荒れの改善
- しみ・黒ずみを改善
- 金の抗酸化作用による美白効果
- 肌質の改善(乾燥肌・脂性肌の解消)
- 小顔効果
金の糸リフトアップは、お肌が本来持っている力を発揮してお肌の改善を目指す施術です。
その効果はシワやたるみだけでなく、お肌の老化全般の改善が見込めます。
お肌の変化が現れるまでには2〜3ヶ月、人によっては6ヶ月ほど時間がかかるため、すぐに効果が望める施術を希望される場合は、他の方法を選択されるのもひとつの方法です。
金の糸リフトアップがおすすめな人とは
金の糸リフトアップはお肌の老化改善に効果が見込めますが、とくに次のようなお悩みをお持ちの方におすすめです。
- お肌のエイジングケアをしたい
- シミやシワが気になる
- たるみが気になる
- ニキビ、ニキビ痕を治したい
- 毛穴の開きが気になる
- エイジングケアはしたいが手術には抵抗がある
- 小顔になりたい人
金の糸リフトアップにかかる施術時間は
金の糸リフトアップにかかる施術時間は、ひとつの部位であれば30〜40分程度といわれていますが、お顔と首を例に調査したところでは30分〜40分かかるクリニックが多い中、3時間かかるところもあります。
このように金の糸リフトアップの施術時間はクリニックによって異なるため、施術を受けられる場合はクリニックにご確認下さい。
金の糸リフトアップの効果の持続期間は
金の糸リフトアップの効果は、多くのクリニックで10〜15年持続するといわれていますが、半永久的に持続するとしているクリニックもあります。
金の糸は溶けてなくなることはないため、理論的に考えれば金の糸リフトアップを受けたお肌は、20年経過しても金の糸が埋め込まれていないお肌と比べると老化のスピードは緩やかになるといえるでしょう。
金の糸リフトアップの料金相場
金の糸リフトアップの料金は、お顔全体で30〜80万円が相場となっています。
かなり料金に幅がありますが、これはそれぞれのクリニックの価格設定によるものです。
美容医療は自由診療であるため、料金設定はクリニックに委ねられています。
金の糸リフトアップについてもクリニックごとにかなり料金が異なりますから、施術を希望される場合は事前に必ず施術を受けるクリニックの料金を確認するようにしましょう。
金の糸リフトアップのダウンタイムは
金の糸リフトアップのダウンタイムは、平均すると数日〜1週間といわれています。
入浴は施術の翌日から可能ですが、洗顔時にお顔を強く擦るのは止めましょう。
お顔の痛みは施術後すぐがピークで、その後はつっぱり感がある程度です。
施術後のお顔の腫れについては数時間でなくなり、当日から洗顔もメイクも可能としているクリニックもあれば、3日後位から軽いメイクを始めるよう促しているクリニックもあるため、施術を希望する場合はクリニックに確認されることをおすすめします。
金の糸リフトアップのリスクや副作用について
金の糸リフトアップのリスクや副作用は、施術中と施術後に生じる可能性があります。
リスクや副作用を理解しないで施術を受けてしまうと、後で深刻なトラブルになる可能性があるため、施術をお考えの方はしっかり確認しましょう。
施術中の副作用•リスクについて
施術中の副作用やリスクについては、まず局所麻酔による腫れと術中の痛みが挙げられるでしょう。
麻酔による腫れは術後3日ほどで8割がた解消しますし、術中の痛みは麻酔の効果もありますがごくわずかなものです。
ごくまれなケースではお顔や首の神経麻痺や感覚異常、感染(化膿)があります。
施術後の副作用•リスクについて
金の糸リフトアップ施術後の副作用やリスクには次のようなことがあります。
- 施術部位を激しく動かすことやマッサージは1ヶ月間禁止
- エステの施術は金の糸から2カ月後以降
- MRI撮影やレントゲン、超音波検査などで金の糸が写る可能性
- アレルギーの可能性
- 色素沈着の可能性
- 皮下から金の糸が出てくる可能性
- トラブルが起こっても金の糸を取り出せない
1.施術部位を激しく動かすことやマッサージは1ヶ月間禁止
施術後1ヶ月は施術部位を激しく動かしたりマッサージを行うことは禁止です。
その他、食事で大きく口を開けたり、硬い食べ物を摂ることも避けた方が良いでしょう。
これは金の糸が施術部位になじんでいない状態で動かしてしまうと位置がずれて期待する効果が得られない可能性があるためです。
また飲酒や運動をすると血行が促進され痛みや内出血がひどくなる恐れがありますから避けた方が良いでしょう。
2.エステの施術は金の糸リフトアップから2カ月後以降
フォトフェイシャルやレーザーなどのエステの施術を受ける場合は、金の糸リフトアップの施術から2カ月以降にしましょう
施術を受ける場合も出力を抑えてもらう必要があります。
ただクリニックによっては金の糸の施術を受けた方はレーザー治療ができないとしているところも少なくないため、注意が必要です。
もし金の糸施術後にレーザーやフォトフェイシャルの施術を受けられる場合は、肌トラブルを避けるためにも必ずクリニックに相談するようにしましょう。
3.MRI撮影やレントゲン、超音波検査などで金の糸が写る可能性
金の糸施術を受けると、MRIやレントゲン、超音波検査で金の糸が写る可能性があります。
また金の糸リフトアップを受けていることでクリニック側からMRI検査を断られる可能性があることをご存知でしょうか。
MRIのメーカーなどがつくる「日本画像医療システム工業会」(東京都)では金の糸リフトアップを受けた方に原則MRI検査は行わないよう注意喚起しています。
これはMRI検査で体に電流を流した際、金属のある部分に電流が集中してやけどをする恐れがあるためです。
実際に金の糸を理由にMRI検査を断られた女性がクリニックを訴えた事例もあるため、施術をお考えの方は慎重に判断されることをおすすめします。
4.アレルギーの可能性
金の糸リフトアップは純度の高い金を使用するため、アレルギーの心配はないとしているクリニックも多いですが、実際には重篤なアレルギー症状が起こる可能性があります。
実際にひどいアレルギー症状により専門のクリニックを訪れる方も少なくありません。
金の糸は一度施術を受けると何かトラブルが起こっても取り出すことができないため、金属アレルギーの心配がある方は避けた方が良いでしょう。
5.色素沈着の可能性
金の糸リフトアップで色素沈着を起こす場合があります。
実際に色素沈着が起こり、お肌の状態が悪くなった事例もあるため、注意が必要です。
若々しく美しいお肌を目指して施術を受けるのに、逆にトラブルを抱えてしまうことになっては元も子もありません。
金の糸は施術後の取り出しができないことを踏まえた上で、施術を決められることをおすすめします。
6.皮下から金の糸が出てくる可能性
金の糸施術の後、まれに皮下から金の糸が出てくる可能性があります。
その場合、ハサミやカミソリで切るようアドバイスされていますが、きちんと消毒して行わないと感染症やお肌のトラブルにつながる可能性がありますから注意しましょう。
皮下から金の糸が出てくることはない、としているクリニックもあれば、これはお肌が活性化している影響によるものだとしているクリニックもあります。
気になる場合は施術を受けられるクリニックに確認してみましょう。
7.トラブルが起こっても金の糸を取り出せない
トラブルが起こっても金の糸を取り出すことはできません。
例えばアレルギー症状が出た場合、原因を取り除くことで改善しますが、金の糸は取り出すことができませんからずっとアレルギーを抱えたままということになります。
金の糸リフトアップをお考えの方は、トラブルが起こった場合のことを考えた上で決断しましょう。
金の糸リフトアップでよくある質問
金の糸リフトアップについてよくある質問をまとめました。
施術に痛みはある?
施術はクリームと局所麻酔をした上で行われるため、痛みはほとんどありません。
施術直後が最も痛みが大きく、数日かけて徐々に痛みは治まります。
ただ首や手など、よく動かす部分に施術を行った場合は、お顔に比べてダウンタイムが長くなりがちで、痛みが1週間以上続くことも珍しくありません。
空港などの金属探知機に反応する?
金の糸が空港などの金属探知機に反応することはありません。
溶ける糸との違いは?
溶ける糸の施術はお顔のシワやたるみの改善のためのもので、お顔を引き上げるようにして施術を行います。お顔を引き上げやすいようにとげのある糸を使用します。
一方、金の糸リフトアップはお肌の状態を自然に改善するためのもので、お顔に極細の菌の糸を埋め込むものの、お顔を引き上げることはないため糸にとげもありません。
傷跡は残る?
金の糸リフトアップの施術で傷跡が残ることはありません。
施術後すぐは針穴が残りますが数日で無くなります。
まとめ
金の糸リフトアップは、自然な若返りが期待できる反面、アレルギー症状の可能性やMRI検査が受けられなくなるなど、リスクが大きい施術です。
とくにMRI検査が受けられないというデメリットは大きく、最近では金の糸リフトアップの施術は徐々に行われなくなってきています。
自然なお顔のリフトアップを目指すなら、エステサロン美cuol(ビキュール)でのケアもおすすめです。
コルギ・カイロプラクティック・エステティックの技術を融合した独自のメソッドで、リフトアップと小顔を同時に目指しませんか?