鼻を高くするには?自力でできる方法やおすすめの施術について解説
メイクのときなどに鏡を見ていて、「もう少し鼻が高ければいいのに…」と思ったことはないでしょうか?一般的に、日本人は西洋人と比較すると鼻が低いことが多く、そのことにコンプレックスを感じている人は少なくありません。そのため、鼻を高くする方法に興味がある、自力で高くできないなら美容整形も考えているという方もいることでしょう。
今回の記事では、自力で鼻を高くする方法と美容整形で鼻を高くする方法について解説していきます。おすすめの施術もご紹介しますので、施術選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
日本人の平均的な鼻の高さと理想の高さ
鼻を高くしたいと考えている方のなかには、そもそも自分の鼻は低めなのかわからないという方もいるのではないでしょうか。しかし、鼻は高ければ高いほどいいというものではないので、まずは自分の鼻の高さについて確認しておくとよいでしょう。ここでは、自分の鼻の高さを測定する方法と日本人の平均的な鼻の高さ、そして理想とする鼻の高さについて解説していきます。
鼻の高さの測り方
鼻の高さを測る際は、小鼻の付け根から鼻の一番高い部位(鼻尖部)までを計測します。鏡に横顔を映しながら小鼻の付け根に定規を当て、鼻尖部までの長さを測るだけですのでやってみましょう。
日本人の平均的な鼻の高さ
日本人の平均的な鼻の高さは、男性が約3.0cm、女性が約2.8cmとされています。この数値よりも測定した自分の鼻の高さが高い場合、日本人の平均よりも高めだと判断することができます。
理想とされる鼻の高さ
理想とされる鼻の高さは、顔の大きさや形などによって変わってきます。そのため、「理想の鼻の高さは〇cm」と明確には決められないのが実情です。たとえば、小顔の人は3.0cmで理想的な高さと判断できるかもしれませんが、顔がベース型で幅が広めの人の場合、3.0cmだと「もう少し高さがほしい」と感じるかもしれません。
逆に、顔が大きめの人には丁度よい高さの鼻でも、顔が小さい人には高すぎて目立ってしまう可能性もあるでしょう。鼻は高ければよいというものではないので、顔全体のバランスを見て理想的な高さを判断する必要があります。
鼻を高くすると得られる効果
鼻を高くすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、鼻を高くすることで得られる効果を具体的にみていきましょう。
顔に立体感が出る
鼻が高いと、顔に立体感が出てメリハリのある顔立ちになれます。欧米人のようなはっきりとした顔立ちになりやすく、印象に残りやすい顔になれるでしょう。
顔が引き締まって見える
鼻が低いと、陰影のないのっぺりとした顔立ちになりがちです。そのため、印象の薄いぼんやりとした顔に見えることが多く、そのことがコンプレックスにつながっている人も少なくありません。しかし、鼻を高くすることで顔が引き締まって見えるようになり、コンプレックスの解消にもつながります。
魅力的に見える
鼻が高いと知的なイメージを与え、スッキリとした印象になることで魅力的に見えます。いわゆる美人やイケメンと呼ばれる人達にも、鼻が高くて小鼻が小さい人が多くみられますよね。鼻を高くするだけで見た目の魅力がアップすることは大いに起こり得ます。
自力で鼻を高くする方法
鼻を高くしたいと考えているものの、「できれば美容整形に頼らない方法を試したい」という方もいらっしゃるでしょう。また、「お金をかけずに高くできればベスト」と感じている方も多いのではないでしょうか。そのような方のために、ここからは自力で鼻を高くする方法をご紹介していきます。
マッサージ
マッサージで鼻を高くすることはできませんが、むくみなどを軽減させることで高く見せる効果が期待できます。特に小鼻が張っている人や団子鼻の人などは、定期的にマッサージをおこなうとスッキリとした上品な鼻に近づけるでしょう。
<老廃物を流してむくみを解消する鼻のマッサージのやり方>
- 1.小鼻の横のくぼみ部分を指で押す(3~5秒程度)
- 2.指の腹で小鼻を上下にマッサージする
- 3.中指と薬指で小鼻の付け根をはさむ
- 4.そのまま眉頭に向かって指をすべらせる
- 5.眉頭のツボを指で押す(3~5秒態度)
- 6.眉頭から眉尻・こめかみ・耳の前・耳下・首・鎖骨の順で指をすべらせて、老廃物を流す
メイク
メイクそのもので鼻を高くすることはできないものの、メイクを工夫することで鼻を高く見せることはできます。即効性が高いので、日々のメイクに取り入れてみてはいかがでしょうか。
<メイクで鼻を高く見せる方法>
シェーディングやハイライトを使って鼻を高く見せることができます。
- 1.眉頭から鼻筋に向かうくぼみ部分にノーズシャドウを使って影をいれる
- 2.小鼻に向かって鼻の両サイドにもノーズシャドウをいれていく
- 3.小鼻部分にもノーズシャドウをいれて、小鼻を小さく見せる
- 4.鼻の付け根から鼻先に向かって、細いラインを描くようにしてハイライトをいれる
やりすぎてしまうと不自然な仕上がりになるので、全体のバランスを見ながらやるのがポイントです。また、シェーディングはよくぼかして、濃くならないように仕上げましょう。
ハイライトは鼻を高く見せたい部分に使います。鼻の付け根から鼻先まで全体に入れるとやりすぎ感が出てしまう場合は、鼻の付け根部分と鼻先だけに入れると自然にみえます。
鼻を高くするグッズを使う
近年では、さまざまな鼻を高くするグッズが販売されています。ここでは、代表的なグッズと特徴についてご紹介していきます。
ノーズクリップ
鼻をはさむことで小鼻の広がりを抑え、スッキリとした形に整える矯正器具です。「鼻を高くしたい」「小鼻を小さくしたい」という思いから、洗濯バサミで鼻をはさんだ経験がある方もいるのではないでしょうか。
洗濯バサミだとはさむ力が強すぎますが、鼻の矯正専用に開発されたノーズクリップは、程よい強さに調整されているため比較的快適に使用できます。また、価格も数千円程度とお手頃です。即効性は有りませんが、定期的に装着することで軟骨が固定され、鼻の高さや形に変化が感じられるようになるといわれています。
鼻プチ
装着するだけで鼻を高くすることが可能な即効性のある矯正器具です。プラスチック素材の矯正器具を鼻のなかに挿入して使うため、装着していることがバレにくく、目立たずに鼻を矯正できることが魅力です。根本から鼻を高くするアイテムではないものの、装着すれば瞬時に鼻を高く見せることができ、価格も1,000円前後と入手しやすいため人気があるアイテムです。
マッサージローラー
小鼻周辺をローラーでマッサージすることでむくみを軽減し、スッキリとした鼻に見せる効果が期待できます。むくみや鼻の脂肪が軽減されるだけでも鼻が高く見えるようになるので、小鼻の広がりなどで悩んでいる方は試してみるとよいでしょう。
鼻を低くさせる習慣を避ける
日々の何気ない習慣が、団子鼻や形の悪い鼻の原因となっていることがあります。鼻を高くするためには、鼻を低くさせる習慣を見なおすことが重要です。
うつぶせに寝る
うつぶせに寝ると、鼻を押しつぶしてしまうため高さが出にくくなります。鼻を高くしたいのであれば、うつぶせ寝は避けましょう。
鼻をつぶす
寝ているあいだだけではなく、起きているときにも鼻をつぶすような習慣がある場合は改める必要があります。たとえば、つい鼻先を指で押さえてつぶすのがクセになっている場合、高さが出にくくなる原因となってしまいます。また、マスクなどのアイテムで鼻を押しつぶしている状態を長時間続けるのもやめたほうがよいでしょう。
鼻をつまむなど触りすぎ
鼻をつまむなどのクセがあると、それによって鼻が柔らかくなって鼻先が丸くなってしまう要因となることがあります。鼻をつまむと高くなりそうなイメージがありますが、鼻先には負担となることも考えられるので触りすぎないようにしましょう。
確実に鼻を高くするなら美容整形
自力で鼻を高くする方法には限界があり、場合によってはあまり効果がないケースもあります。確実に鼻を高くしたいのであれば、美容整形を受けるしか方法はありません。ただし、美容整形にもメリット・デメリットがあるので、よく考えたうえで決めるようおすすめします。
美容整形で鼻を高くすることのメリット
美容整形で鼻を高くすることには、以下のようなメリットがあります。
- 鼻を確実に高くできる
- 施術次第では理想的な鼻の形にできる
- 顔全体の印象を良くできる
美容整形で鼻を高くすることのデメリット
一方、美容整形で鼻を高くすることのデメリットは以下のとおりです。
- 費用が高い
- 施術方法によっては効果持続時間が短い
- ダウンタイムがある
- 不自然な仕上がりになることもある
- 高さに満足できないことがある
鼻を高くする施術方法と費用相場
鼻を高くする美容整形のおもな施術方法には、「ヒアルロン酸注射」「シリコンプロテーゼ」「耳介軟骨移植」があります。それぞれの施術方法の特徴と費用相場は、以下のとおりです。
ヒアルロン酸注射
鼻筋(鼻根部~鼻尖部の間)にヒアルロン酸を注入して、鼻を高くする施術です。もともと体内にも存在するヒアルロン酸を注入する施術なので、アレルギーなどのリスクが低く安全性が高いといわれています。ただし、注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、効果持続期間は半年~1年、長くても2年程度となります。
費用は、施術を受けるクリニックや注入するヒアルロン酸によっても異なりますが、1.0㏄の注入であれば75,000円~100,000円前後が目安です。一般的に、注入するヒアルロン酸の量は0.5cc前後で、多くても0.7cc~1.0㏄といわれています。
シリコンプロテーゼ
鼻に人工の軟骨(医療用のシリコンプロテーゼ)を挿入して鼻を高くする美容整形です。挿入するプロテーゼのデザインは自分で選べるため、希望の高さが得られやすいことがいちばんの特徴です。
そのため、「鼻筋を通したい」「鼻を希望通りの高さにしたい」、また半永久的に効果を得たいという人に特におすすめの方法です。費用は施術を受けるクリニックなどによっても異なりますが、相場は200,000円~300,000円くらいとなります。
耳介軟骨移植
自身の耳の軟骨を採取し、鼻先や鼻筋に移植することで鼻を高くする方法です。まず耳の裏の付け根を切開して耳介軟骨を採取し、それを鼻の高くしたい部分に挿入して縫い合わせます。
また、より鼻を高くするために耳介軟骨移植とシリコンプロテーゼと併用するケースもあります。耳介軟骨移植の費用は、300,000円~400,000円が相場です。シリコンプロテーゼと併用する場合は、700,000円前後はかかるとみておきましょう。
ヒアルロン酸注射のメリット・デメリット
鼻を高くする美容整形にはメリットだけではなく、デメリットもあります。それぞれのメリットとデメリットをよく検討して、自分に合った施術方法を選びましょう。ヒアルロン酸注射で鼻を高くすることのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
メスを使わないので気軽にチャレンジできる |
時間の経過とともにヒアルロン酸が吸収されてしまう |
ヒアルロン酸注射がおすすめな人
ヒアルロン酸注射によって鼻を高くする施術が向いているのは、以下のような人です。
- メスを使った美容整形に抵抗がある
- お試し感覚で鼻の整形をしてみたい
- 仕事の休みが取りづらい
- ダウンタイムが短い施術を希望している
- 自然な仕上がりにしたい
シリコンプロテーゼのメリット・デメリット
シリコンプロテーゼによって鼻を高くすることのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
確実に鼻を高くできる |
痛みをともなう |
シリコンプロテーゼがおすすめな人
シリコンプロテーゼの施術がおすすめなのは、以下のような人です。
- 鼻筋を通したい
- 鼻を確実に高くしたい
- 効果が半永久的に続く方法を選びたい
- 美しい横顔のラインを形成したい
- 鼻の高さを細かく調節したい
耳介軟骨移植のメリット・デメリット
耳介軟骨移植のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
鼻先を高くすることができる |
鼻の状態が後戻りすることがある |
耳介軟骨移植がおすすめな人
耳介軟骨移植のメリットとデメリットを踏まえたうえで、耳介軟骨移植による施術がおすすめなのは以下のような人です。
- シリコンプロテーゼなど人工物を入れるのに抵抗がある
- アレルギー反応のリスクが低い施術を希望している
- 自然な仕上がりを目指している
- 団子鼻を解消したい
- 鼻先を高くしたい
まとめ
今回の記事では、自力で鼻を高くする方法と美容整形の施術方法やメリットデメリットについて解説してきました。自力でおこなう方法では劇的に鼻を高くすることは不可能ですが、費用がほとんどかからず、痛みをともなわないのがメリットです。
確実に鼻を高くしたいのであれば、美容整形を選択することがいちばんの近道です。ただし、まとまった費用がかかることと、必ずしも希望どおりの仕上がりになるとは限らないことを理解しておきましょう。また、どの施術を選ぶかだけではなく、評判のいい医師に担当してもらうことが重要です。
鼻を高くしたいとお考えの方は、この記事を参考にご自身にとって最適の方法を探してみてください。