老け顔は改善できる!原因から解消法まで分かり易く解説

鏡を見て、あるいは自分が写った写真を見て「老けた」と感じる瞬間、ショックですよね。
また、友達に会った時に「疲れた顔してる」と言われたなら「老けた」と言われていると考えた方が良いかもしれません。
シワやたるみ、シミやクマ、くすみ、それは「実際の年齢より老けて見える」いわゆる「老け顔」認定されてしまうポイントです。
でも「仕方ない」と諦めないで下さい!原因によっては若々しい顔を取り戻すことも可能です。
この記事では老け顔認定ポイントと原因、その解消法までくわしく紹介します。

老け顔認定ポイントと原因、その解消法

「老け顔」認定ポイントとは

同年代でも若く見える人もいれば、老けて見える人もいます。人はどこを見て「若々しい」とか「老けてる」と判断するのでしょうか?
老け顔に見えてしまう、4つの「老け顔認定ポイント」についてくわしく紹介します。

シワ

「シワは老人にあるもの」というイメージなので「老け顔認定ポイント」の代表格の一つですよね。
シワができる原因はいくつかありますが、シワがあるだけで老け顔に見えてしまいます。
おでこや眉間、目尻、口元、首など現れる場所はさまざまで、シワの種類も「ちりめんじわ」や「ほうれい線」、腹話術の人形のような口の両脇に走る「マリオネットライン」などがあり、セルフケアや生活習慣によって改善できるものもあります。

たるみ

たるみもシワと並んで「老け顔認定」されてしまうポイントです。
シミやシワと違ってメイクでごまかすこともできませんからある意味一番厄介かも知れませんね。30代を過ぎたころから徐々に頬やあご、目の下などに表れ始めます。
口角が下がってくる場合もあり、生活に疲れた感じがしたり、不機嫌な表情に受け取られたり、周りからの印象もよくありません。

クマ

目の下にできるクマも、老けて見えたり、疲れた印象を与えてしまいます。
正直な友達からは「寝不足?」などと言われてしまうかもしれませんね。肌がキレイでもクマがあるだけで「老け顔」に認定されてしまうほど目立つポイントです。
クマには青クマ、茶クマ、黒クマの3種類がありますが、それぞれのクマのできる原因は異なり、原因によっては生活習慣の改善やセルフケアにより改善できるものもあります。

くすみ

ある日ファンデーションが白浮きしている気がしたら、それはくすみのせいかも知れません。くすみはシミやシワ、クマなどと違い余り目立ちませんが、肌色がワントーン暗くなると一気に「老け顔」に見えてしまいます。くすみの種類は原因によりさまざまで、セルフケアによって改善できる場合もあります。
顔のくすみを放置するとシミやシワといった肌トラブルに発展してしまうことがあります。

老け顔認定ポイントの原因

シミやシワなど、老け顔認定されてしまう肌トラブルはどうして起きるのでしょうか。
原因が分かれば、対処法や改善方法が見つかるかも知れません。
肌トラブルの種類ごとに一つずつ確認してみましょう。

老け顔認定ポイント「シワ」ができる原因

①乾燥

肌の表面にある角質層は、普段は潤いを保って肌を守るバリア機能がありますが、乾燥するとすき間ができて剥がれ、シワができ易い状態になります。
乾燥によってできるシワは、しっかり保湿することにより予防・改善が見込めます。

②紫外線

紫外線を浴びると、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが体内で作られるメリットがある一方、肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンを破壊し、シワができ易くなります。
紫外線対策をしっかり行うことで、紫外線によるシワを防ぐことが可能です。

③加齢による女性ホルモンの減少

女性ホルモンのエストロゲンは肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲンの生成をサポートする働きがありますが、加齢によってエストロゲンが減少するとそれらが生成されなくなり、シワができ易くなってしまうのです。女性ホルモンを増やすことで改善が見込めます。

老け顔認定ポイント「たるみ」ができる原因

①筋力の低下

顔の筋力が低下すると、顔の土台となるSMAS(スマス)筋膜という構造体が固まったり弾力を失ってしまうことで、たるみの原因となります。
顔のエクササイズを行って筋力をつければ改善が可能です。

②弾力の低下

肌に弾力を与えるエラスチンやコラーゲンが減少すると、肌を支えることができなくなってしまい、その結果として顔がたるんでしまうのです。
エラスチンやコラーゲンを増やせれば、顔の弾力アップが期待できます。

③代謝機能の低下

加齢などで代謝機能が低下すると、皮下脂肪が肥大化し、その重みを支えきれなくなって顔のたるみを引き起こすことがあります。
代謝をアップすることで、たるみが改善される可能性があります。

老け顔認定ポイント「クマ」ができる原因

①青クマ(目尻を引っ張ると消えるタイプのクマ)

青クマは寝不足が続いたり、パソコンやスマホの使い過ぎたりすることによる疲れ、血行不良が原因です。
自然に治ることもありますが、体を休め、生姜などを摂って体を内側から温めたり、目元にホットアイマスクや蒸しタオルをのせるなどの方法で早期の改善が可能です。

②黒クマ(上方向を見ると薄まるタイプのクマ)

目の周りの筋力の衰えや皮膚のたるみ、むくみなどが原因でできます。目の周りの筋力をつけるトレーニングやストレッチで改善が期待できます。
むくみが原因によるクマは食生活の見直してみると良いでしょう。

③茶クマ(①、②を試しても変わらないタイプのクマ)

目のこすり過ぎによるものが多い茶クマ。目の周りは皮膚が薄いため、色素沈着を起こしやすいので注意が必要です。アイメイクをしっかりしている人は目をこすってしまいがちなので簡単にメイクが落とせるクレンジングを使うなど、目をこすらなくて済むようにすると良いですね。と言っても、メイクをしっかり落とさないのはNGです。

くすみができる原因

①乾燥

肌が乾燥すると、肌のキメが崩れて細かな凸凹ができ、くすみの元になります。
過剰な洗顔や保湿ケアの不足に注意しましょう。スキンケアは化粧水をたっぷりつけて、適度に油分の配合されたクリームなどで水分の蒸発を防ぐようにすると良いですね。

②紫外線

紫外線を浴びると、肌はメラニンという色素を作って自らを守ろうとします。
通常は肌のターンオーバーの際に排出されますが、メラニンを過剰に作ってしまったり、ターンオーバーが乱れると肌にメラニンが残ってしまい、シミやくすみとなって現れます。
紫外線は家の中にいても届きますから、日焼け止めは一年を通して、外出しなくても塗るようにしましょう。

③古い角質

肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が肌に残ってしまうと肌がごわつき、透明感が失われてしまいます。この時、古い角質を無理やり落とそうと洗顔時に摩擦しないようにしましょう。古い角質が自然に排出されるよう、肌のターンオーバーを整えましょう。
ターンオーバーを整えるには、保湿ケアや血行を良くする以外に、水素水で顔パックをしたり抗酸化作用のあるビタミンCなどを摂るのも効果があります。

④血行不良

血液やリンパの流れが悪くなると、肌に栄養が届かず肌のターンオーバーが乱れたり、老廃物がたまってしまったりして肌のツヤが低下し、くすみとなって肌に現れます。
お風呂上りに顔のマッサージをしたり、生活習慣を見直すことで血行が良くなれば、くすみの改善が可能です。

「老け顔」認定ポイント改善マッサージ / エクササイズ

顔の筋肉も、体のそれと同じで使わなければ衰えてしまいます。
入浴中にできて効果のあるマッサージやエクササイズを紹介します。簡単なものですから毎日の習慣にしてしまいましょう。
ここでは特に「シワ」と「たるみ」にアプローチするものを紹介しますが、クマやくすみの原因が血行不良である場合、同時に改善がみられるはずです。

クマやくすみの原因が血行不良である場合

今日からできる!老け顔認定ポイント改善マッサージ / エクササイズ

「おでこ」のシワを改善するマッサージ

  1. 両手のひらで額をしっかり押さえます。(決して動かさないよう意識しましょう)
  2. 額を動かさないまま、目を大きく開けます。10回程行います。

※まぶたを引き上げる筋肉(眼瞼挙筋(がんけんきょきん))が衰えていると、前頭筋が代わってまぶたを引っ張るようになりシワになります。
このトレーニングで眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を鍛えると、おでこのくっきりとしたシワが防げます。

「眉間」のシワを改善するマッサージ

  1. 両手の中指の腹を眉頭の上に置き、上下に30回程動かします。
  2. 両手の中指の腹を眉間に置き、上下に30回程動かします。

※眉間にできるシワはパソコンやスマホを見る時のしかめっ面など、表情によってできます。眉間にシワを寄せないよう意識することも大切ですが、シワが定着してしまわないよう、眉間周りの筋肉をほぐしてあげることも大切です。

ほうれい線を改善するマッサージ

口を閉じ、舌を歯の外側をなぞるように回します。右回りと左回り、各20回行います。
※早くやる必要はありません。ゆっくりと、顔の表面のシワを裏側から伸ばすイメージで行うと表情筋が鍛えられ、効果もアップします。

老け顔認定されないためには

シワやたるみなどの「老け顔認定ポイント」があると、どうしても実際の年齢より老けて見られてしまいます。エクササイズやマッサージで老け顔を脱却できたとしても、若見え顔を保てなければ、また老け顔に戻ってしまいます。若見え顔を保つ方法をご紹介します。

老け顔認定されないためには

若見え顔を保つ方法

若見え顔を保つ方法は次の4通りです。これらに気をつければ老化のスピードを緩やかにすることができますから、長く若見え顔を保てます。

1.紫外線対策

紫外線を浴びないことが「若見え顔」を保つ重要なポイントになります。
なぜなら肌の老化の原因の8割は紫外線による「光老化」であることが、光老化啓発プロジェクト委員会の研究結果(※1)やロレアルが2013年に発表した論文(※2)に書かれています。
紫外線を浴び続けると実年齢より老けて見られる率が明らかに多かったのです。
若見え顔を保つには、一年を通して家の中でも紫外線対策(日焼け止め)をしましょう。
また、目から入る紫外線でもメラニンが作られてしまいますから、外出時には日焼け止めのほかにサングラスを着ける習慣をつけましょう。

(※1)参照:「光老化」啓発プロジェクト委員会「光老化と自然老化」
https://www.hikari-rouka.org/column/20200114/
(※2)参照:Dovepress「Effect of the sun on visible clinical signs of aging in Caucasian skin」(英文)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3790843/pdf/ccid-6-221.pdf

2.スキンケア

まず「保湿」をしっかりするよう心がけましょう。夏場は特にべたつきが気になるという理由で化粧水のみつける人が多くいらっしゃいますが、クリームや乳液でふたをしてあげないと、せっかく保湿をしても水分が蒸発してしまい、肌は乾燥してしまいます。
べたつきの少ないものを選んで保湿&カバーをすることが大切です。
すでにシワができてしまっている場合は、厚生労働省が効果を認めている「レチノール」「ニールワン」「ナイアシンアミド」が配合されたクリームを使うことをお勧めします。
また前述のマッサージは、老け顔でない人も若見え顔を保つ効果がありますので、お風呂上りの習慣にしてしまいましょう。

3.運動

血行不良は老け顔を加速させてしまうので、できれば毎日軽く汗ばむ程度の速さのウォーキングなど軽い運動を習慣づけるのが理想的です。
それが難しい、という人のために筋膜リリースに使われるフォームローラーを使って1分でできる血行促進法を紹介します。
それは「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎと、太ももの裏側の「ハムストリングス」という筋肉をほぐす方法です。やり方はとても簡単で、フォームローラーをふくらはぎとハムストリングスの間に挟み、1分間正座をするだけ。テレビを見ながらでも本を読みながらでもできますから無理なく続けられます。正しい姿勢で行うことと、痛気持ち良い位の負荷をかけるのがポイントです。

4.食生活

体は食べた物から作られます。お腹が空いたからといって何でも口に入れてしまうのはおすすめしません。体を作るチャンスは一日3回。老け顔を改善できる食事を心がけましょう。
大切なのは「栄養素をバランス良く摂ること」です。特に女性ホルモンに似た働きをしてくれる大豆イソフラボン(豆腐、納豆など)や、体が酸化するのを防ぐビタミンC(果物やブロッコリー)、肌をきれいにする効果のあるナッツ類などは意識して摂るようにすると良いですね。

今すぐ「若見え顔」になるには

忙しくてエクササイズや生活習慣の見直しの時間は無い、今日にでも「若見え顔」になりたい、という人にはエステやマッサージ、美容医療という方法もあります。
もちろん瞬時に「若見え顔」になるわけではありませんが、セルフケアより早くはっきりとした効果が望めます。
お金をかけても良いから「できるだけ早く老け顔を改善したい」という人は、試してみてはどうでしょうか。

老け顔認定されないためにはまとめ

この記事では「老け顔」になる原因とその解消法をくわしくご紹介しました。
私たちは生まれた日から加齢が始まります。老化は完全に止めることはできませんが、若々しさを持続して、緩やかにすることができます。その秘けつは老化の原因の正しい理解と、正しい解消法の実践です。
鏡を見てため息をつくのはやめにして、今回ご紹介した内容をさっそく実践して「老け顔」を解消しましょう。

もし、ご自身での解消法に自信がなかったり、不安だったりしたら、ぜひ美cuolまで、お気軽にご相談ください。顔の仕組みを知り尽くしたプロフェッショナルが、あなたのお悩みに寄り添って、最善の解消方法をご提案させていただきます。

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