ラジオ波とハイフの違いを徹底解説【2024年最新】

ラジオ波とハイフの違いを徹底解説

エステ施術の中でも高い人気を誇る「ラジオ波」と「ハイフ」。ラジオ波は電磁波、ハイフは超音波を利用した施術で、どちらも高い痩身効果が期待できると人気ですが、「違いがよくわからない…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ラジオ波とハイフの違いをわかりやすく解説します。最後までお読みいただくと、ラジオ波とハイフのすべてがわかります。ラジオ波とハイフの違いを理解し、自分に合った施術を見極めましょう。

ラジオ波とは?

ラジオ波とは電磁波を用いた施術です。「RF(Radio Frequency)」とも呼ばれ、30~300MHz(波長100km~1m)の高い電磁波を体内に流します。すると体内の水分が振動して熱が発生し、深部加温により脂肪燃焼が促される仕組みです。

外から施術する箇所に熱を加えるようなイメージをお持ちの方も多いかと思います。実際はは外から熱を加えるのではなく、ラジオ波によって体内で熱を発生させることで脂肪燃焼や代謝を促すという仕組みです。

施術箇所の温度を上昇させるラジオ波には、次のような効果が期待できます。

  1. 1.脂肪燃焼
  2. 2.代謝促進
  3. 3.セルライト分解
  4. 4.むくみ解消
  5. 5.美肌効果
  6. 6.リフトアップ

体内深部から熱を作り出すため、高い体温を長時間キープできるのがラジオ波の魅力です。冷えて固まった脂肪も、ラジオ波の作用により柔らかくできます。

顔に施術した場合は、むくみ解消により1回目からフェイスラインがスッキリするのがわかります。また施術を繰り返すことで脂肪燃焼が進み、小顔効果が定着してきます。

ラジオ波の温熱作用により美肌効果が期待できるのもうれしいポイントです。肌の生まれ変わりが促進されたり、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを産み出す細胞が活性化されて肌にハリや弾力をもたらしたり、若々しいお肌へと導きます。ラジオ波は脂肪を減少させたい方はもちろん、美肌のためのメンテナンスとしても最適です。

ハイフとは?

ハイフ(HIFU)は超音波を用いた施術です。英語の「High Intensity Focused Ultrasound」を略してHIFUと呼ばれています。日本語では「高密度焦点式超音波」の意味で、高密度の超音波エネルギー(4MHz〜10MHz)をSMAS (スマス)筋膜へピンポイントに照射します。

SMAS筋膜とは肌を支えている一番の土台です。表情を作る筋肉を覆う膜を指し、コラーゲンで形成されています。顔の組織は、上から表皮・真皮・皮下組織・SMAS筋膜・表情筋の5つの層で成り立っていますが、このSMAS筋膜が劣化して緩んでくると、皮膚を支えきれなくなり、たるみやシワにつながります。

ハイフでは、超音波を瞬間的にSMAS筋膜に集めることで摩擦熱エネルギーを発生させます。これによりSMAS筋膜が収縮し、リフトアップ効果や肌の引き締め効果が期待できる仕組みです。

ハイフはリフトアップや肌の引き締めを目的として利用されるのが一般的ですが、痩身を目的に施術を受ける方もいます。熱エネルギーが脂肪分解を促すためサイズダウンが期待できるのです。脂肪減少と引き締め作用により、なめらかでスリムな肌へと導きます。

ラジオ波とハイフの違い

ラジオ波とハイフの違い

ラジオ波とハイフの違いを、以下5つ項目で比較してみましょう。

  1. 1.仕組み
  2. 2.効果
  3. 3.体感
  4. 4.痛み
  5. 5.推奨年齢

それぞれ解説していきます。

ラジオ波とハイフの違い①:仕組み

ラジオ波では「電磁波」を利用しますが、ハイフでは「超音波」を利用します。電磁波は電気の波で「横波」、超音波は音の波で「縦波」です。横波の電磁波は伝達が速く、「電磁波は超音波に比べて約88万倍も速い」とも言われています。

波・ターゲット層・仕組みの違いを表にまとめました。

ラジオ波 ハイフ
電磁波(電気の波) 超音波(音の波)
ターゲット層 皮下脂肪や体の深部 SMAS(スマス)筋膜
仕組み 電磁波で体内の水分を振動させて熱を作り出す 顔の土台「SMAS筋膜」に超音波の熱エネルギーを届ける
目的 深部加温 SMAS筋膜の収縮

広範囲の層にアプローチするラジオ波に対して、ハイフはSMAS(スマス筋膜)に一点集中でアプローチします。

ラジオ波とハイフの違い②:効果

つづいてラジオ波とハイフの「効果」の違いについて見ていきましょう。

ラジオ波 ハイフ
効果 脂肪燃焼
代謝促進
セルライト分解
むくみ解消
美肌効果
リフトアップ
リフトアップ
肌の引き締め
脂肪分解
美肌効果

※効果には個人差があります

ラジオ波は熱を内部で発生させて、脂肪燃焼やむくみ解消を促すのが主な効果です。一方で、ハイフはリフトアップや肌の引き締めがメインとなります。脂肪を減らしたい方は「ラジオ波」、たるみを解消したい方は「ハイフ」を選ぶとよいでしょう。

また美肌効果が期待できることは共通です。それぞれ「線維芽細胞」と呼ばれるコラーゲンやヒアルロン酸を産み出す細胞が活性化されて美肌効果が期待できます。

ラジオ波とハイフの違い③:体感

ラジオ波とハイフの体感の違いは以下のとおりです。

ラジオ波 ハイフ
体感 ポカポカと温かい 若干のチクチク感

※体感は出力や皮膚の厚みなどにより異なります

ラジオ波は温熱作用によってポカポカとした心地よさがあります。一方ハイフはラジオ波のような熱感はほとんどないとされています。また、ハイフは骨が近い部位ほどチクチク感を感じやすいのも特徴です。

ラジオ波とハイフの違い④:痛み

ラジオ波もハイフも、基本的には無痛です。しかし、施術者が出力やアプローチ方法を誤ると痛みを生じる可能性があります。

ラジオ波 ハイフ
痛み 基本的に無痛 基本的に無痛

※痛みは出力や皮膚の厚みなどにより異なります

ラジオ波はハンドピース(身体に当てる部分)を動かすスピードが遅過ぎると、熱が集中して高熱による痛みを感じる場合があります。ハイフは、脂肪が少ない部位や骨に近い部位に高出力でアプローチすると、「皮膚の奥を針でチクチクと刺したような痛み」を感じることがあります。

ラジオ波とハイフの違い⑤:推奨年齢

ラジオ波には基本的に年齢制限がありません。未成年者は保護者の同意を求められる場合もありますが、10代であっても施術を受けられます。一方、ハイフは顔のたるみが気になり始める20代後半以上の方におすすめの施術です。

ラジオ波 ハイフ
推奨年齢 年齢制限なし 20代後半〜

ハイフはリフトアップが主な目的なので、20代前半までの若い方が施術を受けてもあまり意味がないとされています。「若くて健康な肌を、わざわざ傷つける必要はない」といった意見もあります。

ラジオ波がおすすめな人

ラジオ波は次のような方におすすめです。

  • 広範囲の脂肪やセルライトを燃焼させたい人
  • 痩せやすい体質になりたい人

それぞれ解説していきます。

広範囲の脂肪やセルライトを燃焼させたい人

体内で熱を発生させて脂肪燃焼を促すラジオ波は、広範囲の脂肪にアプローチできます。施術箇所は数度〜10度上昇するとされており、じわじわと脂肪燃焼効果が続きます。

広範囲の脂肪燃焼を促すほか、セルライトの分解も助けます。セルライトとは、脂肪細胞に水分や老廃物が溜まって肥大化したものです。一度ついたら減りにくいセルライトは、蓄積するとボコボコとした見た目になるのが厄介なところですよね。

広範囲の脂肪とセルライトを効率よく燃焼して、なめらかでスッキリとしたフェイスラインやボディを手に入れたい方にラジオ波は最適です。

痩せやすい体質になりたい人

ラジオ波は体の深部から熱を作り出して長時間高い体温をキープできるため、代謝アップも期待できます。とくに施術から72時間(3日間)は代謝が高まった状態で、脂肪を効率よく燃焼しやすいです。

施術を定期的に繰り返すことで、高体温も持続しやすくなります。痩せ体質になりたい方も、ぜひラジオ波を検討してみてください。

ハイフがおすすめな人

ハイフは次のような方におすすめです。

  • 加齢による顔のたるみが気になり始めた人
  • 部分痩せしたい人

それぞれ解説していきます。

加齢による顔のたるみが気になり始めた人

ハイフは顔のたるみを解消したい方におすすめの施術です。「輪郭がぼやけてきた」「ハリがなくなってきた」など、初期段階のたるみであれば、ハイフで改善できる可能性があります。

とくに25歳〜40代の方にハイフは適しているとされています。メスや糸を使わず、超音波で手軽にリフトアップが期待できるので、顔のたるみが気になり始めた方はぜひハイフを検討してみてください。

部分痩せしたい人

熱を当てる深さを選べるハイフは、ボディの部分痩せにも効果的とされています。顔に施術する際は顔の土台の「SMAS(スマス)筋膜」にアプローチするのが一般的ですが、ボディの場合は皮下脂肪に熱を照射して部分痩せを狙います。サロンによって施術対応部位(顔またはボディ)は異なりますが、部分痩せしたい方はボディハイフができるサロンに相談してみるとよいでしょう。

ラジオ波とハイフ、共通の注意点

ラジオ波とハイフ、共通の注意点

ラジオ波とハイフには、共通して注意点があります。

  • 施術後は入念な保湿ケアをする
  • 施術後の食事や生活習慣を見直す
  • 施術間隔に気をつける

順番にチェックしていきましょう。

施術後は入念な保湿ケアをする

ラジオ波やハイフを受けた後は肌が乾燥しやすくなっているため、入念な保湿ケアを心がけましょう。保湿効果が高いセラミドやヒアルロン酸が配合された化粧水や乳液で、肌をやさしくいたわるのがおすすめです。

施術後の食事や生活習慣を見直す

効果を最大限に引き出すために、施術後の食事や生活習慣を見直しましょう。とくに施術後は吸収力が高まりますので、2〜3日は暴飲暴食を避けることが大切です。その後の食事も、脂っこいものや糖分を控えて、栄養バランスの良い食事を意識してみてください。

また、破壊された脂肪が体外へ排出されやすいように、適度な運動やリンパマッサージ、水分をこまめにとることも心がけましょう。

施術間隔に気をつける

ラジオ波やハイフは頻繁に施術を受けても、期待しているような効果は得られません。肌の回復期間を無視した頻繁な施術は、肌に負担となる可能性もあるので注意しましょう。

2週間〜1カ月に1回のペースが目安ですが、適切な施術間隔については一人ひとり異なります。施術期間については、体質や肌質、求める効果などをエステティシャンにしっかり伝えた上で相談することが大切です。

ラジオ波・ハイフに関するよくある質問

最後に、ラジオ波・ハイフに関するよくある質問に回答していきます。

Q.ラジオ波とハイフはどっちがおすすめ?

A.脂肪を減少させてリバウンドしにくい小顔やボディを目指す方にはラジオ波、顔のたるみを解消したい方にはハイフがおすすめです。

Q.ラジオ波とハイフは併用できる?

A.ラジオ波とハイフは併用可能です。順番はサロンの方針やエステティシャンの判断によります。ただし肌質や体質によっては施術を断られる場合もあります。

Q.エステハイフと医療ハイフの違いは?

A.エステハイフと医療ハイフでは出力が異なります。医療ハイフはエステハイフより出力が高く、強力なリフトアップ効果が期待できます。

まとめ:自分に合った痩身機器で小顔を目指そう

自分に合った痩身機器で小顔を目指そう

ラジオ波とハイフの違いについてのおさらいです。

ラジオ波 ハイフ
電磁波(電気の波) 超音波(音の波)
ターゲット層 皮下脂肪や体の深部 SMAS(スマス)筋膜
仕組み 電磁波で体内の水分を振動させて熱を作り出す 顔の土台「SMAS筋膜」に超音波の熱エネルギーを届ける
効果 脂肪燃焼
代謝促進
セルライト分解
むくみ解消
美肌効果
リフトアップ
リフトアップ
肌の引き締め
脂肪分解
美肌効果
目的 深部加温 SMAS筋膜の収縮
体感 ポカポカと温かい 若干のチクチク感
痛み 基本的に無痛 基本的に無痛
推奨年齢 年齢制限なし 20代後半〜

ラジオ波は、とにかく脂肪やセルライトを燃焼したい方におすすめです。一方ハイフは、ぼやけた輪郭を超音波で引き締めたい方におすすめです。両方の特徴を理解したうえで、自分に合った痩身機器を選びましょう。

なお、当店ではラジオ波とBILA式小顔矯正を同時に施術できる最高峰コラボメニュー「ウィンバック」をご用意しています。ウィンバックとは手からラジオ波を流しながらマッサージできる革新的な美容機器です。

手技とラジオ波の相乗効果で初回の施術から引き上がったシャープな小顔を実感いただけますので、ぜひ一度、感動のビフォーアフターをご体感ください。

お悩み別解説一覧へ戻る