目の下のたるみ取りで後悔?リスクや問題点を徹底解説
放っておくとどんどん悪化してしまう目の下のたるみ。凹凸があるためメイクで隠すこともむずかしく、できることなら解消したいですよね。
さまざまなセルフケアを試しても改善せず、美容医療によるたるみ取りを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、目の下のたるみの原因や、たるみ取りの治療に関するリスクと問題点、目の下のたるみ取りで後悔しないためのポイントなどを解説します。
目の下のたるみの原因とは
そもそも、目の下のたるみは何故できてしまうのでしょうか。根本的な原因を知ることは、お悩みの解決や予防にもつながります。
まずは目の下がたるんでしまう原因を把握していきましょう。
加齢
目の下のたるみは、年齢を重ねたことによる顔の骨密度や、目元の弾力・筋力の低下が原因のひとつに挙げられます。
加齢によって骨の密度が少しずつ低下すると、骨が縮むことで目の周りの皮膚や脂肪が下に垂れてしまい、たるみがあらわれるのです。
また、年齢とともに、目元の皮膚のハリを維持するために必要なコラーゲン、弾力を保つエラスチン、うるおいを保つヒアルロン酸などの成分も減少していきます。
さらに、眼輪筋などの筋力が低下することも関係しています。
このように、骨・弾力・筋力が年齢と共に衰えていくことにより、目の下のたるみを引き起こします。
どのような方でも、「今日が1番若い日」です。後悔してしまう前に、正しい保湿ケア、バランスの良い食生活、水分補給、運動などを心がけてみましょう。
摩擦
目の下のたるみは、皮膚の摩擦によって生じることがあります。
クレンジングや洗顔の際に力を入れてしまう、目を掻いてしまうなど、習慣的に肌に摩擦する行動をとってしまうこともたるみの原因となるのです。
目の周りの皮膚は、顔のなかでも特に薄いといわれており、他のパーツと比較すると1/3〜1/4ほどしかありません。摩擦によるダメージを受けやすい部位なので、注意が必要です。
日常生活の中で、無意識に目の周りを擦ってしまい、そのダメージが度重なることにより目の下のたるみが生じているケースも多いでしょう。
後悔しないためにも、クレンジングや洗顔はやさしくおこない、目の痒みが出るアレルギーのある方は薬を服用するなどして、目の周りの皮膚を擦らないように気をつけましょう。
紫外線
目の下のたるみは、紫外線ダメージによるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少によって引き起こされることもあります。
外出先で紫外線対策をしないまま過ごしていれば、皮膚の老化を加速させてしまうということは、多くの方が認識していると思います。
しかし、室内にいれば紫外線ダメージを全く受けないという訳ではありません。紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、UV-Aは波長が長いため、窓ガラスを通過して室内にも到達するのです。
紫外線を浴び続けると、真皮にあるコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が減少するだけでなく、これらを新たにつくり出す線維芽細胞も傷ついてしまいます。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸はハリやうるおいを保つために必要な成分です。不足することで目の下のたるみにつながります。
これを知って「もっと早く紫外線対策をすれば良かった」と後悔している方もいるかもしれませんが、今からでも決して遅くはありません。日頃から徹底した紫外線対策をおこないましょう。
疲れ目
目の下のたるみは、疲れ目が原因となっている場合もあります。
パソコンやスマートフォンを長時間使うことで、目元の血流やリンパの流れが悪くなり、皮膚に栄養が届きにくくなります。その結果、皮膚の再生能力が低下し、目の下のたるみが生じやすくなるのです。
また、睡眠が十分にとれていないと、自律神経のバランスが崩れ、目の血流が悪化してしまうので注意しましょう。
お仕事などでパソコンを使う時間を減らせない方は、寝る1〜2時間前にスマートフォンを使わないようにするだけでも違いが出るかもしれません。これにより、睡眠の質が高まるといわれています。目を休める時間を確保することにもつながるので、試してみるようおすすめします。
目の下のたるみ取りの治療法
目の下のたるみを改善したい場合、セルフケアに力を入れることも大切ですが、変化を感じるまでには時間がかかるでしょう。また、完全にたるみをなくすことは難しいかもしれません。
時間をかけずに大きな変化を得るために、美容医療による治療を受けるという選択肢もありますが、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、代表的な目の下のたるみ取りの治療法を3種類ご紹介します。
切開法
目の下のたるみ取りには、「下眼瞼除皺術」とも呼ばれる、切開法による治療があります。
下まつ毛から1〜2mmほど下の皮膚を切開し、余分な脂肪や皮膚のたるみを切除することで、目の下のたるみを改善させるという方法です。
メスを入れるため、痛みや腫れ、内出血、視界がぼやけるなどの症状が予想され、ダウンタイムは約1〜2週間といわれています。
また、すべての症状が治まり完成するまでに3ヶ月ほどかかるといわれています。
脱脂法
目の下のたるみ取りには、「経結膜脱脂法(脱脂法)」という治療もあります。
脱脂法は、目の下の脂肪を取り除くことでたるみを改善させるという方法です。
下瞼の裏側に開けた5mmほどの小さな針穴から、たるみの原因となっている脂肪を取り出します。腫れや傷をほとんど残さずに、目の下のたるみが改善できることがメリットです。
しかし、皮膚の切除をおこなわないため、程度によってはたるみを完全になくすことができない場合もあるため注意が必要です。
お金をかけて施術を受けたのにあまり変わらなかった…と後悔しないために、信頼のおけるクリニックで事前に相談してから治療を受けるかどうかを決めましょう。
照射法
目の下のたるみ取りには、皮膚を切ったり穴を開けたりする必要のない、「照射法(レーザー治療)」を選択することもできます。
照射法は、下瞼の裏側からレーザーを照射し、線維芽細胞を活性化させるという方法です。線維芽細胞が活性化すると、コラーゲンやエラスチンの生成が促され皮膚にハリや弾力が出るため、目の下のたるみ解消が期待できるのです。
ダウンタイムや副作用が少ないことから、メスを入れることに抵抗がある方から人気の治療法です。
照射法は、脂肪を取り除くほどではない、軽度のたるみに向いているといわれています。目の下のたるみの状態によっては、照射法だけでは改善がみられない場合もあるので、自分に適している方法なのかを見極める必要があります。安易に自己判断せず、医師に相談してみましょう。
目の下のたるみ取りのリスクや問題点
ここでは、目の下のたるみ取りの治療によるリスクや、問題点などについて解説します。
目の下のたるみ取りで後悔してしまうケースは、事前のリサーチ不足が大きな原因といえるでしょう。治療を検討されている方は、メリットだけでなくデメリットも理解することが大切です。
思ったような効果が出ない
目の下のたるみ取りをしても、期待した効果を感じられない場合もあります。せっかく治療をしても、効果が出なければ後悔してしまうはずです。
目の下のたるみ取りで効果が出ないのは、たるみの状態に合った治療法を選択していないことが原因である可能性が高いでしょう。
例えば、目の下のたるみが重度である場合、脂肪と皮膚の両方を切除できる切開法が効果的だといわれています。そのため、レーザーをあてる照射法や、脂肪のみを取り除く脱脂法では、満足のいく結果を得られないことがあるのです。
また、治療法によって効果が出るまでの期間にも違いがあります。とくに照射法による治療は、徐々に効果が出てくるものだといわれています。このことを理解していないと、施術直後だけの状態をみて効果がないと感じてしまうことになりかねません。
後悔しないためには、自分に適した治療方法を選択し、施術後の経過を理解する必要があります。
たるみ・シワが増える
目の下のたるみ取りの治療を受けたことで、たるみやシワが増えて後悔してしまう場合があります。
これは、目の下の脂肪を取り除きすぎることで起こる現象です。たしかに脂肪はたるみの原因ですが、ハリのある肌を保つためには適切な量の脂肪が必要です。
治療を受けた後に、目の下のたるみやシワが増えるのは、医師の判断が適切でない場合がほとんどです。後悔しないためにも、事前にクリニックの評判をよく確認することをおすすめします。
感染症のリスクがある
目の下のたるみ取りには、感染症のリスクもあるので注意が必要です。
感染症は、治療をおこなった部分に細菌が入ることで発症します。細菌は空気中にも存在しているため、可能性としては低いものの、切開をともなう場合には避けられないリスクといえるでしょう。
目の下のたるみ取りを受けた後は、医師の指導のもと、治療部位のケアを怠らないようにしましょう。
目の下が不自然に見える
目の下のたるみを取ったことにより、目の下が窪んだり、逆に膨らんだりして不自然に見え、後悔してしまうこともあるようです。
目の下のたるみ取りの治療で脂肪を取り除く際、均一に脂肪を取らなければ凹凸ができてしまう恐れがあります。脂肪の取り除き方が原因で、目の下が不自然に見えてしまうのです。
この現象は、医師の技術不足によるものといえるでしょう。目の下のたるみ取りで後悔しないために、治療実績が豊富な医師を探すようにしましょう。
左右非対称になってしまう
目の下のたるみ取りの治療によって、顔の左右差が大きくなり後悔してしまうことがあります。
人間の顔は、左右非対称であることがほとんどです。そのことを考慮せず、左右にまったく同じ治療を施してしまうと、左右差がより目立ってしまう場合があります。目の下のたるみがなくなったとしても、他の悩みが出てしまっては意味がありませんよね。
仕上がりに後悔しないためにも、顔の左右差に気付いている場合は医師に伝えるなど工夫し、カウンセリングで完成イメージを擦り合わせましょう。
目の下のたるみ取りで後悔しないためには
目の下のたるみ取りを受ける際には、信頼できる医師やクリニックに依頼することが大切だとわかりました。しかし、信頼できる医師やクリニックはどのように選べば良いのでしょうか。
ここからは、目の下のたるみ取りの治療で後悔しないように、事前に気をつけたいポイントを解説します。
信頼できるクリニックを事前によく調べる
医師の技術力不足や判断ミスが原因で、逆にたるみが目立つようになる、目の下が不自然に見える、左右非対称になるなど、思っていた仕上がりにならない場合があります。これでは、治療を受けたことを後悔してしまうはずです。
そのような事態を避けるために、まずは公式HPなどで、医師の経歴や実績などを詳しく調べてみましょう。
実際にそのクリニックで治療をした症例写真をチェックするのもひとつの方法です。ただし、症例写真が必ずしも信用できるとは言い切れないので、参考程度にしたほうが良いかもしれません。
そのため、Googleマップや口コミサイトなどで、治療を受けた人の評価も確認しましょう。
これらを踏まえ、総合的判断することが後悔しないための大切なポイントです。
丁寧なカウンセリングをしてくれるクリニックを選ぶ
目の下のたるみ取りの治療を受ける際、特に重視したいポイントのひとつが、「カウンセリングが丁寧であるか」です。
まず大前提として、ご自身のお悩みについてよくヒアリングし、どのような仕上がりをイメージしているのか等、寄り添った対応をしてくれるかどうかが重要です。
さらに、治療法についての詳しい説明や、それによるメリット・デメリットも含め、誠実に話をしてくれるか否か、アフターケアや保証制度の有無もよく確認しましょう。
カウンセリングを受けた印象から、「納得のいく説明をしてくれなかった」「自分の悩みに対して寄り添ってもらえなかった」「あまり説明のないまま高額な手術を勧められた」など、信頼できないと感じることがあった場合は、すぐに決断をしないほうが良いかもしれません。
目の下のたるみ取りの治療で後悔しないためにも、心から信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
金額やお得感だけで選ばないようにする
目の下のたるみ取りの治療は決して安価ではありませんが、金額の安さやお得感だけでクリニックを選ぶと後悔してしまうおそれがあります。
もちろん、平均よりも安い価格帯のクリニックが全てNGということではなく、様々な角度から判断することが大切だということです。
例えば、広告などでは安くてお得感があるように見えても、実際は後から様々な治療を勧められ、何倍もの金額を提示されてしまうケースもあります。
このような事態を避けるために、クリニックのホームページの内容や、実際に治療を受けた人からの口コミ・評判などをよく確認することが大切です。
万が一納得のいかない高額な治療を勧められた場合は、後悔しないためにも勇気をもって断りましょう。また、「今日決めていただければ割引します」と言われても即決しないようにしてください。本当に自信のあるクリニックなら、そのような営業はしないでしょう。
まとめ
目の下のたるみは、加齢や疲れ目、摩擦や紫外線によるダメージが主な原因です。
セルフケアで改善しない場合は美容医療を受ける選択肢もありますが、医師の技術によって仕上がりに差が出るため、焦らずじっくりと信頼できるクリニックを探すことが大切です。
また、治療方法にも種類があり、適する状態やメリット・デメリットがそれぞれ異なります。
目の下のたるみ取りを受けて後悔しないよう、情報収集を欠かさないようにしましょう。
「メスを入れる治療には抵抗がある」「まずは美容医療より手軽な方法を試したい」という方はエステサロンに相談してみるのもおすすめです。
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