中顔面を短縮するには?美容施術・リスクなど徹底解説
美人顔になるには、中顔面を短縮することが重要といわれています。「以前よりも顔が間延びしているような気がする」「顔に凹凸がなくのっぺりして見える」という方は、中顔面が長くなっているかもしれません。
中顔面を短縮して、美しいバランスの顔を手に入れたいですよね。中顔面が長くなるのは、加齢だけでなく毎日の生活習慣も影響しています。そのため、生活習慣の見直しや、意識してセルフケアをすることで中顔面が長くなるのを防ぐことができますよ。
この記事では、中顔面が伸びないようにする予防法や中顔面を短縮するセルフケア、さらに中顔面を短縮する美容施術や施術に伴うリスクについても解説しています。中顔面の長さで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
中顔面とは
医学的には目の上から鼻の下までを中顔面と位置付けています。しかし、鼻の下から唇までの人中が長いことも顔を長く見せてしまう要因となるため、美容的には唇の上までを中顔面と呼ぶことが多いようです。
また、顔には黄金比と呼ばれるバランスがあります。上顔面、中顔面、下顔面の長さが1:1:1となるのが理想とされており、中顔面が短めのほうが美人顔に見える傾向にあるようです。
中顔面が長くなる3つの原因
中顔面が長くなるには加齢が関係しています。ここでは、中顔面が長くなる3つの原因について解説します。
表情筋の衰え
表情筋の衰えは中顔面が長くなる原因です。表情筋が衰えると顔のたるみが生じ、顔全体が垂れ下がってくるため、中顔面も長くなります。
表情筋が衰える主な原因は加齢による筋肉量の減少ですが、若い方でも顔の筋肉をあまり使わないと表情筋が衰えてしまいます。最近はマスクの着用が定着しており、年齢に関係なく表情筋の衰えが進む傾向にあるようです。
肌のたるみ
肌のたるみも中顔面が長く見える原因の一つです。肌のハリや弾力はコラーゲンやエラスチンによって保たれています。加齢や紫外線などの影響で新陳代謝や細胞の働きが低下すると、コラーゲンやエラスチンの生成量が減少してしまうのです。肌のハリや弾力が失われることで肌がたるみ、顔が伸びたように見えてしまいます。
骨密度の低下
顔が長くなるのは、骨密度の低下も大きく関係しています。骨密度が低下すると骨が痩せて顔の筋肉を支える靭帯が緩み、表情筋や肌のたるみを引き起こすのです。骨密度は女性ホルモンの減少や加齢、食生活などにより低下するといわれています。一般的に女性ホルモンが減少しはじめる40代以降に骨密度が低下しやすくなるようです。
中顔面が長くなってしまう生活習慣
ここからは、中顔面が長くなってしまう生活習慣について紹介します。思い当たる習慣がないか、チェックしてみてください。
下を向いてスマホを見続ける
下を向いてスマホをずっと見続けていると頬や顎の脂肪が重力によって垂れ下がるため、中顔面が長くなってしまいます。また長時間のスマホ使用は、猫背などの悪い姿勢を引き起こし、リンパや血液の流れを悪化させます。顔がむくみ、頬の下に皮下脂肪がたまりやすくなると、さらに中顔面が伸びやすくなります。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある
歯ぎしりや食いしばりも顔を長くしてしまう習慣です。歯ぎしりや食いしばりをしていると、咬筋が発達して顔が大きくなり中顔面も長く見えてしまいます。また歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、中顔面が長くなるだけでなく顔がゆがむ可能性もあります。
口角が下がった表情をしている
普段から口角が下がった表情をしていると、表情筋が衰えて頬全体が下がり、中顔面が長くなるようです。口角が下がる生活習慣を3つ紹介します。
猫背姿勢になっている
猫背姿勢になっている方は、下顎から首にかけて広がっている広頚筋が縮むため、口周りの筋肉が下に引っ張られて口角が下がりやすくなるといわれています。
食事のときに噛む回数が少ない
食事のときによく噛むことによって、自然と咀嚼筋や表情筋が鍛えられます。しかし、噛む回数が減ると咀嚼筋や表情筋が弱くなり、知らず知らずのうちに口角が下がってしまうのです。
口呼吸をしている
呼吸には「鼻呼吸」と「口呼吸」がありますが、正しい呼吸は「鼻呼吸」です。口呼吸が癖になっている場合、口元の筋肉「口輪筋」が緩んでしまい、口角が下がりやすくなります。
無表情で筋肉を使っていない
無表情の人は、表情が豊かな人と比べて顔の筋肉をあまり使っていません。そのため、頬や口角が下がってしまい中顔面が長くなる傾向にあるようです。特にパソコンを使った仕事をしている方は無表情でいる時間が長くなります。意識して表情筋を使わないと顔がたるんで、中顔面が長くなってしまうでしょう。
中顔面が伸びないようにするための予防法
中顔面を短縮したいと思ったら、まずは中顔面が伸びないようにすることが大切です。中顔面が伸びないようにするための予防法について紹介します。ぜひ試してみてください。
スマホを見る時間を減らす
通勤の途中や食事中、仕事の合間はもちろん、就寝前のベッドの中でもスマホを見ているという方も多いのではないでしょうか。食事中や就寝前はスマホを見ないなど自分でルールを決めて、スマホを見る時間を減らしましょう。
また、スマホを見る姿勢も大切です。立っているときは、首が前に出ないように横から見て体がまっすぐな姿勢になることを意識してみてください。座っているときは、頭を動かさずまっすぐに起こした状態で、顎を動かせる程度に下を向くのがポイントです。
ストレスをためない
ストレスは、歯ぎしりや食いしばりの原因の一つです。また、ストレスを感じるとストレスホルモンが体内に分泌され、血行不良を起こしたり免疫機能が弱まったりします。
さらにストレスがたまった状態が長く続くと、コラーゲンを生成する線維芽細胞にも影響を及ぼします。コラーゲンの減少は肌のたるみを引き起こし、それが中顔面が伸びる原因にもなるため、ストレスを発散してためないようにすることが大切です。
口角を上げる
口角を上げることで、中顔面が伸びるのを防ぐ効果が期待できます。まずは鏡を見て笑顔を作り、口角が左右バランスよく上がっているかチェックしてみてください。口角だけをキュッと引き上げるように意識しましょう。以下は口角を上げる効果的な3つのトレーニングです。
①正面を向いて前歯8本が見えるように口角を上げる。※目線は上にするのがポイント
②口角を上げた状態で舌を出し、鼻の頭に向けて舌先を上に向けて尖らせる。
③口角を上げた状態で舌を出し、左から右にゆっくり移動させる。舌先は鼻の頭に向けて尖らせた状態をキープする。3往復おこなった後に、同じ要領で右から左に移動させる。
表情筋エクササイズをする
表情筋エクササイズは、中顔面が伸びるのを予防するのに効果的です。口や目、顎周りの筋肉を鍛えると良いでしょう。以下はどこでも簡単にできるエクササイズです。
あ・い・う・え・お体操
1.口を大きく開けて「あ」と発音する
2.口を左右に大きく引っ張り「い」と発音する
3.口をすぼめて「う」と発音する
4.笑顔で口角を上げて「え」と発音する
5.口を上下に大きく開けて「お」と発音する
※3セット繰り返す
目を回すエクササイズ
1.正面を向いた状態で目を右から左へ360度回す ※5回繰り返す
2.次は目を反対方向(左から右へ)に360度回す ※5回繰り返す
顎を上下に動かすエクササイズ
1.舌全体を上顎を押すように当てる
2.首の前面に圧が加わるように、のどの奥に力を入れて5秒間キープする
3.2の状態をキープしたまま、顎を上下に5~10回動かす
※口が開かないようにおこないましょう
セルフケアで中顔面を短縮する方法
中顔面を短縮するセルフケアについて紹介します。継続できる方法を取り入れてみてください。
頬骨を押し上げる
1.机に両肘をつく
2.手のひらの小指側にある膨らみ部分「小指球」を小鼻の横の頬骨の下に当てる
3.目線を下にして手のひらに頭の重さを乗せて15秒キープする ※2回おこなう
4.2の状態のまま目線を正面に向けて15秒キープする ※2回おこなう
あご・咬筋の凝りをほぐす
1.右鎖骨の内側に左手の人差し指と中指を当て垂直に押す
2.1と同時に右顎の下に右手の親指を当て、人差し指と中指で顎を挟む
3.1と2の状態をキープしたまま「あ・ぐ」と口を6回開閉する
4.顎を挟む位置を耳方向にずらしながら5カ所おこなう
5.反対側も同様におこなう
咬筋・側頭筋をほぐす
1.両手の人差し指と中指を耳の上に添える
2.親指の腹を目頭側の頬骨の下に当てる
3.親指の腹を押し上げるように圧をかけて「あ・ぐ」と口を6回開閉する
4.親指の腹を耳側にずらしながら4カ所でおこなう
中顔面を短縮できる美容施術とは
中顔面を短縮できる代表的な美容施術は「ヒアルロン酸注射」と「ルフォーI型骨切り術」です。それぞれの施術法について見ていきましょう。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは、ヒアルロン酸を注入することで中顔面を短かく見せる施術法です。メスを使用しないため、ダウンタイムが短く、なりたい印象に仕上げることができます。涙袋や唇にヒアルロン酸を注入するのが効果的です。
涙袋にヒアルロン酸を注入すると目の位置が下がって見えるため、中顔面が短く見えます。また、唇にヒアルロン酸を注入することでも、唇全体がボリュームアップするため中顔面を短く見えます。特に人中の長さが気になるという方は唇にヒアルロン酸注射をするのがおすすめです。
ただし、ヒアルロン酸注射の効果は半年〜1年程度といわれています。効果を維持するには繰り返し施術を受けることが必要です。
ルフォーI型骨切り術
ルフォーI型骨切り術とは、上顎全体を上に移動させることで中顔面を短縮させる施術法です。上の歯茎を切開して鼻の横から水平に骨を切り、上顎を移動したい位置に動かした後、プレートとネジで上顎を固定します。
中顔面の短縮はもちろん、上顎の前後の位置調整や顔のゆがみなど、骨格の悩みを解消できることがメリットです。しかし、ルフォーI型骨切り術はメスを使う施術のため費用が高額で、ダウンタイムや副作用など、デメリットやリスクも多くあります。
そのため、デメリットやリスクをしっかり理解した上で施術を受けなければなりません。また高度な手術のため、経験豊富な医師のいるクリニックを選ぶことも重要です。
美容施術のリスク
ここでは、メスを使用した美容施術のリスクについて解説します。
ダウンタイムが長い
腫れや内出血、痛みが長く続きます。目立つ腫れや内出血がおさまるまで1〜2カ月、完全に腫れが引くには3カ月〜半年程度かかるようです。
痺れや知覚麻痺などが起こる可能性がある
施術時の神経へのダメージにより、痺れや知覚麻痺が起こる可能性があります。ダメージの程度と個人差によって、回復に要する期間は約2カ月〜2年と幅があるようです。また術後1カ月程度、口腔内の感覚が鈍くなることもあるといわれています。
感染症のリスクがある
メスを使用した施術の場合、絶対に感染症が起きないとは言えません。施術中に抗生物質を投与し術後に抗生物質を服用しても、まれに手術部位の感染により骨膜炎や組織壊死などの合併症が生じることがあります。
ダウンタイムのない施術なら小顔矯正サロンがおすすめ
ダウンタイムのない施術で中顔面を解消したいなら小顔矯正サロンがおすすめです。小顔矯正サロンでは、中顔面を短縮するためのメニューが豊富に用意されています。
骨格矯正やコルギ、マッサージなどの施術により、中顔面が長くなる原因「肌のたるみ」「筋肉の衰え」にしっかりアプローチします。また骨格矯正では、美人顔に見えるバランス「黄金比」になるよう骨格を縮めます。
小顔矯正サロンでは一人ひとりの状態に合わせて施術をおこなっているため、効率的に中顔面の短縮を目指すことができるでしょう。
まとめ
最近注目されている「中顔面を短縮する方法」について紹介しましたが、いかがでしたか?中顔面が長くなるのは、加齢だけでなく生活習慣も関係しています。そのため、生活習慣の癖を見直すことも、中顔面を短縮するには大切です。
中顔面の長さが気になりはじめたという方は、まずはセルフケアを試してみましょう。ただし、中顔面が長くなる原因は人それぞれです。セルフケアでは効果を感じられないという場合は、美容クリニックや小顔矯正サロンでの施術も検討してみてください。
中顔面が短くなるとバランスのとれた美人顔に近づくことができますよ。自分に合った方法で中顔面を短縮して、理想の美人顔を叶えましょう。