フェイスマスクは毎日使って大丈夫?小顔のプロが徹底解説

フェイスマスクは毎日使って大丈夫?小顔のプロが徹底解説

スキンケア効果を高めるアイテムとして人気のフェイスマスク。普段のスキンケアに加えるだけで肌を整えてくれるので、いざという時頼りになるアイテムですよね。

一方で「フェイスマスクは毎日使っても大丈夫?」「フェイスマスクって本当に効果があるの?」と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

フェイスマスクにはさまざまな種類があり、使用方法や得られる効果も異なります。そのため、目的や使用方法など自分に合ったものを選び、正しく使用することが大切です。

この記事では、フェイスマスクの種類や使用方法、効果的な使い方などについて詳しく解説します。また、使用する際のNG行動についても紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

フェイスマスクを毎日使用するのはOK?

フェイスマスクを毎日使用するのはOK?

フェイスマスクは、種類によって使用頻度や使用方法が異なります。まずは使用する上で大切なポイントを3つ紹介します。

推奨している使用頻度を守って使う

フェイスマスクは毎日使用できるタイプとそうでないタイプに分かれます。一般的に化粧水や乳液などの保湿成分がたっぷり入ったフェイスマスクは、毎日使えるものが多いです。

しかしスペシャルケア用のフェイスパックなどは、週に1〜2回を目安に使用することが推奨されています。過度な使用は肌トラブルの原因です。必ずメーカーが推奨している使用頻度を守って使いましょう。

肌トラブルを起こしているときは使用を避ける

フェイスマスクは肌に有効な成分が含まれていますが、肌トラブルを起こしているときは肌への刺激になる可能性があります。肌が敏感になっているときは、たとえ保湿メインのフェイスマスクであっても使用を控えましょう。

また、肌がゆらぎやすい季節も注意が必要です。肌の調子が悪いと感じたときは、フェイスマスクの使用を避けるのが無難です。

自分の肌質に合っていないときは使用をやめる

フェイスマスクを使用した際に、ひりひりしたり肌が赤くなったりしたときは肌質に合っていない可能性があります。すぐに使用するのをやめましょう。赤みやかゆみが引かない場合は、皮膚科医を受診するのがおすすめです。

また肌がひどく乾燥しているときは、保湿効果のあるフェイスマスクも刺激になることがあります。心配な方は、使用前に腕の内側で試してから使うと良いでしょう。

フェイスマスクの種類

フェイスマスクの種類

フェイスマスクには、シートマスクだけでなくピールオフマスクやスリーピングマスクなど種類が豊富にあります。ここでは、代表的なフェイスマスクの種類について解説します。

シートタイプのマスク

シートタイプのマスクとは、化粧水や乳液などの美容液成分をたっぷり含ませたシートを顔に貼り、一定の時間おいた後にはがすタイプのフェイスマスクです。シートは顔にぴったり密着するように顔型になっています。

顔に貼っている時間は両手が空くため、ながらケアができるのがメリットです。朝の忙しい時間や、夜テレビやスマホを見ながら手軽に使用することができます。また大容量タイプが多くコスパが高いことでも人気があります。

洗い流すタイプのマスク

洗い流すタイプのマスクとは、肌の角質や汚れを取り除きながら保湿効果も得られるフェイスマスクです。クリームやペースト状になっており、肌に塗ったあとに洗い流します。汚れや角質によるくすみや肌のザラつきをオフできるため、つるんとした肌に仕上がります。

洗い流すマスクは、天然保湿成分やオイル成分などアイテムによって質感が異なり、肌質や好みの使用感に合わせて選ぶことができます。特にオイリー肌や脂性肌の方には、ミネラル成分がたっぷり含まれたクレイパックがおすすめです。

ピールオフタイプのマスク

ピールオフタイプのマスクとは、クリームやジェルを顔に塗り、数分置いて乾燥させてからはがすタイプのフェイスマスクです。はがす際に肌の角栓や表面の皮脂汚れを取ることができます。ピールオフマスクの中には、鼻の黒ずみに使用する鼻専用のアイテムなどもあります。

ただし、ピールオフマスクは肌に負担がかかる可能性があるため、敏感肌の方は使用を控えた方が良いかもしれません。また、はがした後は保湿をしっかりおこなうことが必要です。

オールインワンタイプのマスク

オールインワンタイプのマスクとは、化粧水、美容液、乳液、クリームなどの成分がシートに含まれた、スキンケアの代わりに使用するタイプのフェイスマスクです。洗顔後すぐに顔に貼るだけでスキンケアが完了します。

スキンケアに時間が取れない方におすすめのアイテムです。しかし肌質によっては、保湿が足りないと感じるかもしれません。マスク後に肌が乾燥していると感じたら、乳液やクリームを足すようにしましょう。

モデリングタイプのマスク

モデリングタイプのマスクは、珪藻土(けいそうど)を主成分としたパウダータイプのフェイスマスクです。韓国発のマスクで毛穴汚れや皮脂を取り除き、保湿効果も期待できるアイテムとして人気があります。

使用する前にパウダーに水やジェルを混ぜ合わせて作る本格的なフェイスマスクです。スパチュラで顔に均等に塗り、固まった後でマスクをはがします。ダイソーからもモデリングマスクが販売されており、モデリングマスクを気軽に試してみたいという方におすすめです。

スリーピングタイプのマスク

スリーピングタイプのマスクとは、寝ている間に保湿できるフェイスマスクです。就寝中の乾燥から肌を守り、しっとりとした肌に導きます。夜用の濃厚なクリームとは違い、みずみずしいさらっとした質感が特徴のクリームです。

洗い流す必要がなく塗ってそのまま寝られるため、肌のケアをしたいけれど時間がないという方におすすめです。

効果を得られるフェイスマスクの選び方

効果を得られるフェイスマスクの選び方

どのようなフェイスマスクを選べば効果を得られるのか知りたいですよね。ここでは、フェイスマスクの効果を引き出す選び方について紹介します。

自分が使いやすいタイプのフェイスマスクを選ぶ

フェイスマスクは種類によって使用方法が異なるため、自分のライフスタイルに合った使いやすいアイテムを選ぶことが大切です。自分が使いやすいタイプのフェイスマスクだと継続して使用できるため、より効果を得やすくなります。

例えば、忙しくスキンケアに時間がかけられない方は、シートマスクやオールインワンマスク、スリーピングマスクがおすすめです。反対に毎日使用できない方は、週1〜2回の集中ケアタイプのフェイスマスクが向いているでしょう。

使用する頻度に合わせてフェイスマスクを選ぶ

フェイスマスクには、毎日ケアするためのアイテムと週1〜2回のスペシャルケア用のアイテムがあります。まずは自分が使用できるのはどちらのタイプか考えてみましょう。自分の使用する頻度に合ったフェイスマスクでなければ、使わずに放置してしまうことになりかねません。

フェイスマスクの効果を得るには正しい頻度で使用することが必要です。自分が無理せずに使えるフェイスマスクを選びましょう。

使用感の好きなフェイスマスクを選ぶ

自分の好きな使用感のフェイスマスクだと、ケアしている間も気持ちよく過ごすことができます。リラックスした状態でフェイスマスクを使用することは、スキンケア効果を高めることにつながります。

商品パッケージに書かれているテクスチャーだけでは使用感がわからないという場合は、口コミを参考にするのがおすすめです。また1枚売りやお試しセットで販売されているものもあるため、気になる商品があればチェックしてみましょう。

自分の肌悩みへの効果が期待できるフェイスマスクを選ぶ

フェイスマスクには保湿や美白、毛穴ケア、エイジングケアなど、目的に合わせてさまざまなタイプが販売されています。そのため、自分の肌悩みへの効果が期待できる成分の入ったフェイスマスクを選ぶことが大切です。以下は肌悩みに効果的な成分です。

  • 乾燥:アミノ酸・ヒアルロン酸・セラミド
  • 肌荒れやニキビ:グリチルリチン酸ジカリウム・シカ成分
  • シミやくすみ:ビタミンC誘導体・アルブチン・トラネキサム酸
  • しわやたるみ:コラーゲン・レチノール

パッケージに書かれている成分表をチェックして、肌悩みに効果的な成分がしっかり入っているアイテムを選びましょう。

フェイスマスクの効果的な使い方

フェイスマスクの効果的な使い方

フェイスマスクの効果を得るには正しく使用することが必要です。ここからは、フェイスマスクの効果的な使い方について紹介します。

朝晩専用のフェイスマスクを使用する

フェイスマスクは夜に使用するものという印象がありますが、最近では朝専用のフェイスマスクも出てきています。朝用フェイスマスクは、メイクの前に使用できるようにベタつきがないのが特徴です。メイクの前にしっかり保湿することでメイクのノリが良くなり、さらに日中の乾燥から肌を守ることができます。

一方で夜用のフェイスマスクは、しっかり保湿できるように美容成分が多めに入っています。朝晩専用のマスクを使い分けることで、より高い効果を実感することができるでしょう。

フェイスマスクを肌にしっかり密着させる

フェイスマスクの中でもシートマスクは、肌にしっかり密着させることが重要です。シートが肌に密着していないと、美容成分が肌の奥(※)までしっかり浸透せずに十分な効果が得られません。また、肌に密着させるにはシートの素材や形状も大切です。

肌になじみやすく顔に密着するように作られているフェイスマスクを選びましょう。また、フェイスマスクを顔に合わせる際のポイントなど、パッケージに書かれている付け方を必ず確認してください。

※角質層まで

お風呂上がりにフェイスマスクを使用する

フェイスマスクはお風呂上がりに使用するのが効果的です。お風呂上がりの肌は血流の流れが良く、毛穴も開いた状態になっています。そのため、美容成分が肌に浸透しやすく、より高い効果を得ることが期待できます。

また寒い季節などは、朝フェイスマスクを使用する前にホットタオルで顔を温めるのがおすすめです。お風呂上がりのようにフェイスマスクの成分が肌に入りやすくなるでしょう。

フェイスマスクを使用する前に化粧水で肌を整える

肌が乾燥しているとフェイスマスクの成分が吸収されにくいため、フェイスマスクを使用する前は化粧水で肌を整えるのがおすすめです。また、導入美容液をフェイスマスクの前に使用すると、フェイスマスクの美容成分をより吸収することが期待できます。

ただし、化粧水代わりに使用できるフェイスマスクの場合は、洗顔後すぐに使用することが可能です。まずは商品に書かれてある使用方法をチェックしましょう。

使用順序を守ってスキンケアを忘れない

フェイスマスクを使用した後に、スキンケアをしなくても大丈夫と思っている方が多いようですが、乳液やクリームで蓋をしないと、せっかくの美容成分が逃げてしまいます。

今までフェイスマスクの後に保湿ケアをしていなかったという方は、乳液やクリームを使用してみてください。効果の違いを感じることができるでしょう。フェイスマスクの効果を得るには、使用方法に書かれている使用順序を守ってスキンケアをしっかりおこなうことが大切です。

フェイスマスクの上からシリコンマスクをつける

フェイスマスクの効果を高めるために、シリコンマスクを付けるという方法があります。シリコンマスクとは、シリコン素材でできた目と口があいた耳にかけるタイプのマスクのことです。

フェイスマスクの上から使用することでフェイスマスクの蒸発を防ぎ、美容成分の効果を高めることが期待できます。乾燥しやすい季節に使用するのがおすすめです。

フェイスマスクのNG行動

フェイスマスクのNG行動

フェイスマスクは使い方を間違えると逆効果になる可能性があります。ここでは、フェイスマスクを使用する際のNG行動についてお伝えします。

入浴中に使用しない

シートタイプのフェイスマスクを入浴中に使用している方もいるでしょう。しかし、入浴中にシートマスクを使用しても汗や蒸気でシートが肌に密着せず、美容成分が流れてしまい十分な効果を得ることができません。そのため、一般的なシートマスクを入浴中に使用することはおすすめできません。

フェイスマスクを冷蔵庫で冷やさない

基本的にスキンケア商品は温度変化に弱いため、フェイスマスクを冷蔵庫で冷やすと美容成分の品質に影響が出る可能性があります。温度変化の少ない常温で保管するようにしましょう。

フェイスマスクを長時間つけっぱなしにしない

シートタイプのフェイスマスクを長時間つけっぱなしにするのはNGです。シートマスクは使用方法に書かれてある時間より長く使用すると、シートが乾燥して逆に肌のうるおいを奪ってしまいます。ながらケアができるため、時間を気にせず長時間付けたままにしているという方は、パッケージに書かれている使用時間を超えないように注意しましょう。

まとめ

フェイスマスクには、シートマスクやピールオフマスク、洗い流すタイプのマスクなど種類が多くあり、使用方法や得られる効果もさまざまです。また使用頻度は、毎日使用できるタイプと週1〜2回の集中ケアタイプがあり、使用したい頻度で選ぶことができます。

自分の肌悩みや目的に合わせてフェイスマスクを使い分ければ、効率良く効果を得ることができるでしょう。より高い効果を得たいなら、朝晩専用のマスクを使用するのもおすすめです。

今回紹介したフェイスマスクの特徴や効果的な使い方を参考に、自分に合ったフェイスマスクを取り入れて理想の肌を叶えましょう。

お悩み別解説一覧へ戻る