目の下のクマ取りの費用とは?相場や評判などを徹底解説

【目の下のクマ取りの費用とは?相場や評判などを徹底解説】

夕方にふと鏡を見たり、メイクを落としたりした時、クマが目立って気になることはありませんか?目の下にクマがあると、お顔が暗く見えたり老けて見えたりして、気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。なんとか目の下のクマを解消しようとセルフケアをしてみても、なかなか改善しないという方も多いでしょう。

最近はSNSなどで、美容整形によるクマ取りの動画を目にすることも増えてきました。比較的気軽に受けられる施術というイメージですが、実際のところどうなのでしょうか?そこで今回は、目の下のクマの種類別に、美容医療によるクマ取りの方法や費用相場、評判が良いクリニックの特徴などを解説していきます。

目の下のクマの種類・原因

目の下のクマの種類・原因

目の下のクマには大きく分けて4種類があり、それぞれの原因も異なります。そして、クマの種類によって治療法や費用も変わるのです。そのため、まずはご自身のクマの種類や、その原因を把握することが大切です。ご自身のクマが、どの種類に当てはまるのかを確認してみましょう。

黒クマ

目の下のクマの中で、黒っぽい影のような状態のクマを「黒クマ」といいます。加齢や紫外線ダメージなどにより目の下の筋力が低下し、眼窩脂肪が前に押し出されることで、目の下に影ができ黒クマとなるのです。

黒クマは、目の下に光を当てたり、横に引っ張ったり、上を向いたりすることで、目立たなくなるという特徴があります。この特徴に当てはまっている場合は、黒クマである可能性が高いといえるでしょう。

なるべく費用をかけずに、セルフケアで黒クマの改善をしたいと思うこともあるかもしれませんね。しかし、残念ながら、加齢による黒クマをセルフケアのみで改善することは、難しいといわれています。ただ、目の下の黒クマをセルフケアで完全に取るのが困難とはいえ、さらに悪化させないためにも、紫外線対策、バランスの良い食事、運動など、生活習慣を見直すことは大切です。

茶クマ

目の下のクマの中で、茶色っぽく見えるクマを「茶クマ」といいます。茶クマは、紫外線ダメージや摩擦、アイメイクなどによる色素沈着が原因で現れるクマです。目の下を引っ張った時に色薄くならず、皮膚と一緒に動く場合は茶クマである可能性が高いといえます。

青クマ

目の下のクマの中で、青黒く見えるクマを「青クマ」といいます。青クマは、睡眠不足や疲れ目、ストレスなどが原因で、目元の血流が滞ることによって現れるクマです。目元のみならず、全身の血流が悪くなっている場合もあります。

また、目の下の皮膚が薄い方にできやすいクマです。目の下を引っ張った時に、色が薄くなったり消えたりする場合は、青クマである可能性が高いでしょう。

赤クマ

目の下が赤く膨らんだように見えるクマを「赤クマ」といいます。赤クマは、加齢などにより眼輪筋が衰えたり、目の酷使で眼精疲労になったりすることであらわれるクマです。

これらの原因によって、眼窩脂肪が前方へ突出し、眼輪筋が押されて透けて見えるために発生します。なお、目の下の皮膚が薄い方や、肌の色が白い方は、赤クマが目立ちやすいです。目の下が膨らんで見えたり、皮膚を下に引っ張った時に、うっ血して赤みがひどくなったりする場合は赤クマの可能性が高いでしょう。

【種類別】目の下のクマの治療法

【種類別】目の下のクマの治療法

目の下のクマは、種類や状態によっては、セルフケアで解消することが難しいといわれています。「費用をかけずにセルフケアをしてみたものの、目の下のクマがなかなか改善されない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、美容医療による治療を考えてみるのも良いかもしれません。ここでは、目の下のクマの種類別に、美容医療での治療法を解説していきます。

【黒クマ】下眼瞼切開・経結膜脱脂・ヒアルロン酸注入

黒クマの治療法は、下眼瞼切開、経結膜脱脂、ヒアルロン酸注入などがあります。クマの状態によって適切な治療法が異なるため、ご自身に合った方法を選ぶことが大切です。

まず、皮膚のたるみが原因である黒クマの場合は、下眼瞼切開による治療をおこなうことが多いといわれています。下眼瞼切開にも種類があり、大きく分けると「皮弁法」と「ハムラ法」の2種類です。

下眼瞼切開:皮弁法

目の下のクマの治療法のうち、下眼瞼切開の1つである「皮弁法」では、黒クマ(目の下の影)の原因となる眼窩脂肪を除去します。あわせて、たるみの原因となっている目の下の皮膚を5mm〜1cm程度切除した後、たるみやシワを伸ばしてから縫い止めます。皮膚を切る治療法のため、ダウンタイムが約2週間〜1ヶ月と長めであることがデメリットですが、たるみの原因でもある余分な皮膚を取り除けるのがメリットです。

下眼瞼切開:ハムラ法

目の下のクマの治療法のうち、下眼瞼切開の1つである「ハムラ法」では、黒クマ(目の下の影)の原因となる眼窩脂肪の位置をくぼみ部分へ移動させることにより、皮膚を平らな状態にします。このような治療法であることから、「脂肪再配置術」と呼ばれることもあるようです。

ハムラ法では、脂肪の除去はおこないません。しかし、ハムラ法も皮弁法と同様に、余分な皮膚を切除してから縫い止めるので、目の下の皮膚のたるみ改善にも同時にアプローチできます。ダウンタイムが約1ヶ月〜3ヶ月と長期間ですが、たるみが再発するリスクは低いといわれています。

経結膜脱脂・ヒアルロン酸注入

黒クマの状態によっては、「赤クマ」の項目で詳しく解説している経結膜脱脂や、ヒアルロン酸の注入で改善できる可能性もあるでしょう。これらの治療法は、それぞれ費用も施術方法も異なります。信頼のおける医師とよく相談した上で、ご自身のクマの状態に合った治療法を選ぶことが大切です。

【茶クマ】レーザー治療

茶クマには、レーザーによる治療が効果的だといわれています。レーザーは、主に「ピコレーザー」と「QスイッチYAGレーザー」の2種類です。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。

ピコレーザー

茶クマの原因でもある色素沈着に対して効果が期待できる「ピコレーザー」は、茶クマの治療はもちろん、肝斑やそばかすの治療にも使われています。ピコ秒(1兆分の1秒)という、かなり短い間隔でレーザーを照射し、レーザーの衝撃波でメラニン色素を破壊します。従来のレーザーよりも痛みが少なく、ダウンタイムも短く済むのが特徴です。

QスイッチYAGレーザー

茶クマの治療には、色素沈着やメラニン色素への効果が高いといわれている「QスイッチYAGレーザー」も有効です。QスイッチYAGレーザーは、肌の正常な部分には反応せず、メラニン色素のみを破壊できるレーザー治療機器です。目の下の茶クマのみならず、濃いシミの治療などにも対応しています。

濃い色素沈着に効果が期待できるのは良い点ですが、照射の際にやや痛みを感じる場合があり、赤みや乾燥などの副作用が出やすい点がデメリットです。

外服薬・内服薬

茶クマにはレーザーによる治療法が効果的といわれていますが、外服薬や内服薬で治療をする場合もあります。レーザー治療と内服薬では、費用はもちろんのこと、効果の高さも異なるため、医師とよく相談して治療法を選択しましょう。

【青クマ】PRP・脂肪・ベビーコラーゲン

青クには、PRP注射、脂肪注入、ベビーコラーゲン注入などの治療法が有効だといわれています。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

PRP注射

PRP注射とは、自分の血液から多血小板血漿(PRP)という成分を抽出し、肌のお悩みがある箇所に注入する皮膚再生医療のことをいいます。血小板には、ケガをした際などに血を止めたり、壊れた細胞を治したりする作用がありますが、その中には成長因子という成分が含まれているのです。この成長因子には、体の組織を修復する働きがあります。

PRP注射は、成長因子が持つ成分を放出させることにより、肌のコラーゲン繊維を増やし、皮膚に厚みを与える効果が期待できるのです。そのため、血行不良や皮膚の薄さによって発生する青クマを改善できるといわれています。

なお、PRP注射は皮膚のターンオーバーを促す効果も期待できるため、色素沈着による茶クマの治療にも有効です。PRP注射は、注入する量や濃度を間違えてしまうと皮膚再生が過剰におこなわれ、膨らんだりしこりになったりする恐れがあり、医師の技術力が問われる治療法でもあります。

脂肪注入

青クマには、「脂肪注入」による治療も向いています。ご自身の脂肪を摂取し、それを皮下組織に注入することで、目の下にボリュームを出すという治療法です。青クマ以外にも、黒クマやシワなどの治療でもおこなうことがあります。

青クマの場合は、脂肪を注入することにより、透けて見えていた血管などが見えにくくなるのです。ただし、脂肪注入によって青クマが改善されたものの、脂肪が定着せずに元の状態に戻ってしまうケースもあります。

ベビーコラーゲン注入

青クマには、「ベビーコラーゲン注入」という治療法もあります。ベビーコラーゲンの主成分は、赤ちゃんの肌に多く含まれている、ヒト胎盤由来のⅢ型コラーゲンです。

ベビーコラーゲンを注入することにより、肌に自然な厚みを与えることができます。そのため、目の下の皮膚が薄く血管が透けて見える、青クマの治療に効果が期待できるのです。肌がふっくらとした仕上がりになるため、たるみが原因の黒クマの治療にも有効だといわれています。

ベビーコラーゲンには人工成分は配合されておらず、胎盤由来であることから、アレルギーや炎症などのリスクが低いのが特徴です。PRP注射、脂肪注入、ベビーコラーゲン注入も、それぞれ費用や効果が異なります。青クマの状態や、費用などの兼ね合いを考慮しながら、ご自身に合った治療法をじっくりと探していきましょう。

【赤クマ】経結膜脱脂

赤クマには、経結膜脱脂による治療が効果的といわれています。経結膜脱脂は、黒クマにも効果が期待できる治療法です。

赤クマは、眼窩脂肪が前方へ突出して眼輪筋が押されることで、目の下の皮膚から筋肉が透けて見えている状態のことをいいます。経結膜脱脂による治療法は、この余分な眼窩脂肪を除去し、目の下の膨らみを取り除くというものです。

経結膜脱脂では、瞼の裏側を小さく切開するため、皮膚の表面には傷がつきません。そのため、治療後にすぐメイクができることや、腫れが少ないというメリットがあります。

ただし、目の下の膨らみを除去することによりシワができてしまう恐れがあるなど、デメリットやリスクがあることも事実です。赤クマの治療を検討している場合は、メリットだけでなくデメリットも理解することが大切なポイントだといえるでしょう。

目の下のクマ取りの費用相場

目の下のクマ取りの費用相場

ご自身の目の下のクマの種類や、目の下のクマを治療する方法が分かったら、次に気になるのは治療にかかる費用ではないでしょうか。目の下のクマ取りをはじめ、美容医療の費用は高額というイメージをお持ちの方が多いと思います。

「目の下のクマを取りたいけれど、費用が気になって踏み切れない」
「費用が高そうで、クリニックに相談するのは勇気がいる」

このように、費用のことがネックとなり、目の下のクマの治療をためらってしまうこともあるかもしれません。同じ治療法を選択した場合でも、クリニックによって費用は異なるものです。

ここからは、それぞれの治療法の費用相場を解説していきます。目の下のクマ取りの費用相場を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

下眼瞼切開の費用相場

目の下のクマの治療法「下眼瞼切開」の費用相場は、約300,000円〜500,000円といわれています。皮弁法とハムラ法でも費用の差はありますが、いずれにしても高額の費用がかかる印象です。

なかには、相場よりかなり安い価格帯のクリニックもありますが、費用だけで選ぶのはあまりおすすめできません。費用の他にも、評判や実績など、多くの点をチェックしてみましょう。

レーザー治療の費用相場

目の下のクマの治療法「レーザー治療」の費用相場は、約10,000円〜50,000円といわれています。こちらも、使用するレーザーによって費用が異なる場合がほとんどです。

下眼瞼切開や経結膜脱脂、脂肪注入の費用と比較した場合、レーザー治療は手が届きやすい費用だといえます。しかし、レーザー治療がご自身の目の下のクマの種類や状態に合っていなければ、思うような効果が出ない可能性もあるので気をつけましょう。

PRP注射の費用相場

目の下のクマの治療法「PRP注射」の費用相場は、約30,000円〜100,000円といわれています。クリニックによって費用に差があることはもちろんですが、通常のPRPとプレミアムPRPでも費用が異なります。

脂肪注入の費用相場

目の下のクマの治療法「脂肪注入」の費用相場は、約100,000円〜500,000円といわれています。脂肪注入の費用は高額ではありますが、経結結膜脱脂と同時に治療を受けた場合、少し費用が安くなるクリニックもあるようです。

ベビーコラーゲン注入の費用相場

目の下のクマの治療法「ベビーコラーゲン」の費用相場は、0.5ccで約50,000〜60,000円、1ccで約80,000円〜100,000円といわれています。ベビーコラーゲンの使用量は部位や状態によって異なりますが、目元に使用する場合は、左右で約0.5ccを使用するケースが多いようです。

経結膜脱脂の費用相場

目の下のクマの治療法「経結膜脱脂」の費用相場は、約200,000円〜400,000円といわれています。経結膜脱脂の費用は高額であることから、なるべく費用が抑えられるクリニックを探したいと思うことがあるかもしれません。

しかし、広告などで相場よりもかなり安い価格を打ち出しているクリニックには注意が必要です。追加のオプションを提案され、結果的に高額になるケースがあるためです。

評判が良いクリニックの特徴

評判が良いクリニックの特徴

目の下のクマ取りの費用相場は、クリニックや治療法の種類を選択するうえ重要なポイントですよね。しかし、費用相場のみではなく、クリニックの評判を把握しておくことも大切です。ここでは、評判が良いクリニックの特徴を解説します。

口コミや評価が高い

目の下のクマ取りについて良い口コミが多いクリニックは、当然ですが評判が良い可能性が高いです。まずは、実際に治療を受けた人の口コミや評価をチェックしてみましょう。治療を受けた人のリアルな感想は、クリニックを選ぶ上で参考になります。

ただし、WEB上には広告目的の口コミがある可能性も否定できません。もちろん、すべてが信頼できないという訳ではありませんが、あくまでも参考程度にしておきましょう。

ドクターの実績・経験が豊富

目の下のクマ取りの実績はもちろんのこと、医師としての経験が豊富なドクターがいるクリニックは、評判が良い可能性が高いでしょう。公式HPに掲載されている医師のプロフィールをはじめ、得意な治療や症例写真、所属している学会や経歴など、幅広い視点で確認をすることが大切です。

カウンセリングや説明が丁寧

目の下のクマ取りをする際、カウンセリングや説明が丁寧なクリニックは、評判が良いことが多いです。ご自身のお悩みや、希望する仕上がりのイメージ、治療に関する不安などに寄り添いながら、納得のいくカウンセリングをしてくれるかを確認してみましょう。もちろん、費用についての詳しい説明や治療のメリットだけではなく、デメリットを説明してくれるかも重要です。

カウンセリングのなかで、「きちんと説明をしてくれない」「悩みに寄り添ってくれない」「無理にオプションを勧められた」「広告よりも高額な費用を提示された」など、信頼できないと感じる場合はやめておきましょう。丁寧なカウンセリングや説明をしてくれるクリニックは、必ずあるはずです。じっくりと時間をかけて、信頼できるクリニックや医師を探すことをおすすめします。

まとめ

目の下のクマ取りの治療にかかる費用相場や治療の種類、クマの種類・原因などを解説

今回の記事では、目の下のクマ取りの治療にかかる費用相場や、治療の種類、クマの種類・原因などを解説しました。目の下のクマを自分で解消するのは難しい場合が多いでしょう。

美容医療であれば大きな変化が手に入る可能性がありますが、同時にリスクやデメリットも必ずあることを理解しておきましょう。治療を受ける際は、自分に適した方法なのかをよく検討し、信頼できる医師に依頼するようおすすめします。

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